教頭まで務めた私が学校をやめた理由 〜自分を生きるセカンドキャリアのための決心〜 99/100

3月末に学校をやめました。約30年間、恵まれた環境で、やりがいのある仕事のために、持てる力を発揮してきました。4月も末日になり、ここにきて、やっとやめた理由を言葉にすることができました。

こんにちは

マナビツナグヒトのみこりんです。

ミッションは、「世の中に子どもの笑顔を増やすこと」です。

3月末に、約30年間務めた学校を退職しました。

退職する、と言うと、多くの方が「定年ですか?」または、「どこかにご転職ですか?」と尋ねます。

「これからゆっくり考えます。」と言うと、

みなさん大変びっくりされます。

それもそうでしょうね、

教頭まで務め、先の道筋も見えている今、何でやめるのか?

退職の理由として考えつくもの

退職の場合、一般に以下の3つが理由として考えられます。

①定年退職・・・いや、まだそこまでいってません。

②不祥事による懲戒・・・ありません(きっぱり!)。

③いやになった・・・いやなこと以上にいいこともありました。

全て違います。

付け加えますと、元勤務校の子ども達、職員を、本当に愛しています。学校がいやになったということは絶対にありません。

退職して失った、いや手放したものは相当大きいです。

また、期待してくださった方や、信頼してくださった方のことを考えると、

自分の心の中に罪悪感もあります。

セカンドキャリアに向けてのスタート

手放したものはかなり大きいです。

「お金」「権威」「身分」「安定」「やりがいのある仕事」「頼りになる仲間」・・・。どれも簡単に手に入るものではありません。

周囲の方から様々な反応がありました。

「もったいない」と惜しむ方、

「もっと〜なことができるのに」と残った場合の可能性を提案をする方、

「これから大変だよ・・・」と不安を掻き立てる方など。

多くの方が、理解の範囲を超えるというような反応をされました。

でも、中には

「起業するんですか?」と

私以上に先を読んだことを言ってきた方もいました。

そこまで具体的なことは何も考えていませんでしたが、

退職は、セカンドキャリアを作るための第一歩と

位置付けていたので、

見透かされたように感じたのは事実です。

教頭という職務を全うしながら、

次のことを考えたり、行動したりすることは

現実的には非常に難しいです。

また、自分が教員の頭で物事を見たり考えたり

していることも感じていて、

それらの枠をとっぱらって、

もっと広い視野を手に入れたいとも思っていました。

何よりも

セカンドキャリアを始めるには、

今までのものを手放し、自分自身もガラリと変える必要がある、

そう思って覚悟を決めたのです。

ネガティブな理由

具体的な理由としてはネガティブな方面からの理由もあります。

・自分ではコントロールできない、種類・質・量の仕事。

これらはやればできますが、やりたくないものもかなり含まれます。

・時間や活動の内容の制限があること。

これは、身分や権威と引き換えのことと理解はしています。

・その後の将来を想像してもワクワクしない。

それでもやりがいのある仕事、好きな仕事ではありました。

だから、ネガはあってもそれだけではないのです。

ポジティブな理由

・好きなことを好きなタイミングで好きなようにやりたい。

色々学びたいこと、体験したいことがあり、それらをやるための環境を手に入れたかったのです。

・あと40年働ける仕事を作りたい。

教師の仕事には定年があります。その後、あと40年働ける仕事を作れるかというと、おそらく気力も能力も落ちているでしょう。だから、今が最後のチャンスと思いました。

・今まで信じていた「こうである」という枠の外の世界を見たい。

想像できないことが確かに存在する現実に触れてみたかったのです。

・学校以外の場所でも、私が目指す教育や学習は可能であることに気づいた。

教育や学習は主には学校が担っているのは事実です。でも、学校から出た方が、色々な方法で切り込む可能性があることに気がついたのです。

最後、背中を押したのは、ポジティブな理由の方です。

それでも、悔いは残したくなかったので、

「やめる」と決めてから1年間は残り、

やろうと思った仕事は全てやり切りました。

だから私としては任期満了と言えるのです。

手に入れたものも大きい

退職して、自由な時間と環境を手に入れました。

そのおかげでこの1ヶ月間は、

学びたいと思ったことを存分に学んだり、

やりたくてもできなかったことをやっています。

うさうさと一緒に過ごす時間も増えました。

ブログも100記事目指してがんばっています。

家事もやっているし、家族にも優しくなりました。

応援してくれる人の存在に改めて気づき、

貴重なアドバイスもいただけています。

また、今まで自分を縛ってきたネガティブなビリーフにも

気がつきました。

まとめ

今は、まっさらな未来を前にどんな人生を描こうか、

思案迷走の日々を過ごしています。

セカンドキャリアでどんな仕事をするのか、

それはまだはっきりしないのですが、

目指すのは

「誰もが夢や希望をかなえられる生き方ができるようにすること。」

これはずっと変わっていません。

学校の外に出た以上、

その経験を生かしつつ、学校ではできなかった方法で、

この「夢」をかなえたいと思っています。

まだしばらくは迷走するでしょう。

それでも目標に向けてあれこれ行動していきます。


読んでくださりありがとうございました。

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この記事を書いた人

みこりん