こんにちは
マナビツナグヒトのみこりんです。
「世界標準の子育て」by船津徹
ダイヤモンド社
世界標準の子育ての条件は、
(1)自信
(2)考える力
(3)コミュニケーション力
と、以前の記事で書きました。
今日は、
印象に残ったのこり2つについて書いていきます。
2.日本人が陥りやすいあやまちとは?
日本人特有の「和を重んじる」、「謙遜」、「道徳」。
これらをかけ違えると、真逆の効果になってしまうのかも?
著者は次の7つを、
日本人が陥りやすいあやまちとしてあげています。
(1)人に迷惑をかけない子育てで自尊心が低い子に・・・。
(2)愛情のすれ違いで臆病な子に・・・。
(3)否定・命令言葉でキレる子に・・・。
(4)せきたて子育てで「ムリムリ」な子に・・・。
(5)兄弟姉妹は平等にでは家庭で問題が起きる・・・。
(6)学校まかせで勉強嫌いな子に・・・。
(7)身内への悪口で友だちができない子に・・・。
いかがでしょう?
私自身、こうやって育ってきた過程が、
困った後遺症になっているなあと思い当たるところあります。
「躾」という言葉があります。
身を美しくという文字の通り、
社会の中で通用する洗練されたふるまいを
身につけるというところから来ていると思うのですが、
ちょっとしたこどもの行為を禁止したり
型にはめ込んだりすることに使われているように思います。
その一家、もっというとその親の元でのみ通じる
マイルールみたいなもの・・・。
子育てをするのは「親」です。
「親」がどういう思いを持ちこどもに関わるのか、
その軸をしっかり持つ大切さを、
この7つのあやまちから気づかされました。
本書の特徴として、
発達段階ごとに、
子育ての目標と方法が書かれていることが
素晴らしいと思っています。
1に書いた3つの常識。
これも、
0〜7歳までをステージ1。
8〜12歳までをステージ2。
13〜18歳までをステージ3。
と3段階のステップで育てるヒントが書かれているのです。
ステージ1は幼児期、2は児童期、3は青少年期と
公教育でもわけて指導しており、
それぞれ最終的な目標は同じでも、
個々の目標と方法は違います。
子育てにも同じようなことが言えるのです。
それを知ることで、
子どもの成長進度に併せた適切な働きかけができる、
これは本書の大きな強みなのではないかと思いました。
最後に
子育てで壁にぶつかったときの
対処法も後半部分に書かれています。
具体的なヒントが書かれているので、
悩んでいる方には参考になると思います。
世界的人材は、
もちろん日本でも通じる優秀な人材です。
わが子の将来を視野に入れた子育ては
先行きの見えないこれからの時代には、
さらに重要になってくるでしょう。
よい本に出会えたと思います。
「世界標準の子育て」by船津徹
ダイヤモンド社
子育て中、これからする予定の方、
教育に携わる方にオススメです。
読んでくださりありがとうございました。
#こども10 #7blogs