こんにちは
マナビツナグヒトのみこりんです。
保護者会などで、
「お子さんのよいところを見つけてくださいね。」
というと、必ず上がる声が、
「いいところなんてわからない。」
というものです。
そういう方は、
困ったところばかりが気になってしまい、
そこだけ目についてしまうので、
いいところに気づくきっかけがないのだと思います。
人間の思い込みってこわいもので、
「◯◯にちがいない!」と思うと、
何でもかんでも◯◯に見えてしまいます。
よく読書会等で、
参加者の方に目をつぶっていただいて、
「この部屋の中に赤いものはいくつありますか?」
と数を尋ねることがあります。
この場合、大体の人が実際にある数よりも少ない数を答えます。
しかし、その後目を開けていただくと、
ぱっと目に入るのは赤いもの・・・。
それを実感していただくためのワークなのです。
ここで気づくのは、
自分の頭の中に何かしら偏った見方(ここではめがねと呼んでおきます)があると、
そのことについては目に入りやすいということです。
だから、「赤」というめがねをかけたとたんに、
目の前に赤いものがたくさん現われてくるのです。
子どもについても同様です。
「この子はいい子」というめがねをかけて見ると、
何を見てもいいことに見えてしまいがちです。
但し、この場合は、悪いことは見たくなくて目をつぶっている時もあるので、
本心では「いい子」とは思っていない場合もあります。
逆に、
「この子は悪い子」というめがねをかけてしまうと、
なにをしても「悪い」行動に見えてしまいます。
「いい」も「悪い」もめがねをかけて見ることでは同じです。
つまり、見る人の偏った見方で見ていることになるのです。
見る人の見方で、自分のことを判断されてはたまりません。
だって、自分にとっては「いい子」「悪い子」なのではなく、
「自分」でしかありえないからです。
ですから、重要なのは、
めがねをかけず、ありのままに見るということなのです。
ありのままに見る、それがその子どもの本来の姿です。
先日、
子どもが思い通りに動かない時に・・という記事で、
「自分の関わり方を変えると相手の行動も変わる」
ということを書きました。
見方も同じことが言えます。
子どもをありのままに見ると、本来の姿に気づきやすくなります。
その姿を肯定的にとらえることで、
子どもは、より自分らしさを発揮することができます。
めがねを外してありのままに見る
変えるのは相手ではなくて自分の見方です。
読んでくださりありがとうございました。
*チャレンジ10分ブログ