凡事?万事? 一文字違いで意味が変わるし結果も変わる

「凡事徹底」は奨励されますが、「万事徹底」だと苦しくなります。1文字違いで生まれるこの違いを「監査」準備で痛感しています。

こんにちは

マナビツナグヒトのみこりんです。

職場に、今度監査が入ります。

教頭として、その監査を受けるのは初めてです。

説明書を見ているだけでも頭が痛くなるのに、

昨年度の指導事項やら、校長の経験談やら、

あまりの細かさ、取り組む範囲の広さにげんなりしています。

監査で求められるのは凡事ではなく万事

ある偉い方は、

「定期的なメンテナンスと思えばいい」と、

計画的に事を進めて監査を乗り切ったらしいです。

よく、その偉い方が口にする言葉が、

「凡事(時)徹底」

でも、この監査が求めるのはどちらかというと

「万事徹底」

一文字が違うだけで、こんなに印象が変わる。

その言葉の意味を調べてみました。

凡事と万事の違いを調べてみた

凡事徹底とは?

《なんでもないような当たり前のことを徹底的にやる様子》

《当たり前のことを極めて、他者の追随を許さない様子》

by Weblio辞書より

さらにこの言葉について調べると、

松下幸之助氏の3つの評価基準にたどり着きました。

①挨拶ができるか

②整理整頓ができているか

③トイレ掃除ができているか

これらを見ることで、組織や人の伸びしろを判断したということです。

当たり前のことができない組織・人に、

優れたことができるわけはない。

大志をめざすならまず足元をしっかりしましょうと

いうことで、心にチクリと刺さる言葉です。

万事徹底とは?

《品質や正当性にこだわる様子》

万事徹底の類語を調べてみたら、こんなにありました。

・妥協しない/こだわり抜く

・本物志向/質を追求する/偽物に甘んじない

・手抜きをしない/手を抜かない/細部までこだわる

by Weblio辞書より

全てのことがらに手を抜くことなく

質を追求する姿勢ということのようです。

企業さんのホームページに、当社の理念として、

この言葉が掲載されているところがありました。

価値を高めるという点で

この言葉をうまく活用すると信頼を得ることができるでしょう。

 

私が感じる凡事と万事の差

以下は、私が感じている凡事と万事の差です。

「凡事徹底」

とは、当たり前のことを徹底的に行い、著しい効果にまで高めること。

そこには、理念があります。

こうしたい、これをしたい、という意思があります。

その理念を持ち、徹底的にやり詰めた時に、

違う高みに到達していることが考えられます。

ある意味、イノベーションです。

「万事徹底」

全てを漏れ落ちなく整える徹底的管理。

これはまさに保守、メンテナンスです。

しかし、辞書で調べると、

「本質を追求する」という意味もあるので、

管理だけとは言うよりも

より高みを目指すという姿勢も感じられます。

いずれも、

1文字違うだけで違う印象を持つ意味になってしまうと感じます。

どちらがいいというよりも、

まずは凡事が先かな、、、と。

万事をめざすのは素晴らしいことなんですが、

やはりカチコチのイメージが浮かんでしまいます。

あくまでも、私の感想なのですが。

教頭として学校で意識したいのは?

両方の意味を知った上で、

教頭として私がめざしたいことを考えました。

学校という職場は、本来は未来を生きる子どもたちを育てる場、

だから、イノベーションが生まれやすい環境が必要だと思っています。

そういう意味では、凡事を徹底していくことで、

基本の力を育み、そこから先は教員や子どもたちの個性によって、

学校独自の文化を創り出していきたいと思うのです。

しかし、実際に監査で求められるのは、

メンテナンスという皮肉な現実。

監査である以上、組織としてめざす基準もあるはず。

何のためのメンテナンスなのかというところや、

それがどんな未来を創るのかを自分でも納得できれば、

きっと私の姿勢も方法も変わるんだろうなあと思いつつ、

明日も管理のお仕事がんばります。

自分自身の仕事の仕方が管理的じゃないのも、

この監査が苦手な原因・・・。

この機会に反省、、、なんて呑気なことを言う前に仕事だ。

読んでくださりありがとうございました。

*この記事は、2017年10月3日の記事を2018年9月19日に加筆・修正し、更新しています。