教員を辞めたその後、私が失ったものと得たものとは?

約30年間の教員生活、夢をかなえる!と言って、

学校を辞めてから3年余り。

毎日夢中で生きてきました。

当時を振り返って今、得たものと失ったものはなんだろう?

そんなことを書いてみようと思います。

教員を辞めた後は、何もできないと思っていた

教員時代、ある友達に言われました。

「この仕事を辞めたら、今と同じだけの収入を得ることはできない。」

教員のお給料は、年齢や経験によって緻密に計算されているので、

急激に増えたり減ったりすることはありません。

若い頃は、企業の友人よりは低かったけれど、

年を経るとけっこう高給取り部類に入るなあと思えるようになりました。

辞める直前は、管理職だったこともあり、

そこそこいいお給料をいただいていました。

だから、友人の言葉は響きましたよ。

学校の先生も定年退職後の再雇用では、がくりとお給料が落ちます。

そのイメージもあったから、この年(50代)で

いいお給料をもらえる仕事はそうそうないよね、、っていう認識でした。

しかも、教員を辞めたあと何の仕事ができるのかは不安でした。

学校を卒業して学校に就職しちゃったので、

学校以外の世界を知らないのです。

異業種交流でいろいろな方とお知り合いにはなったけど、

給与体系とか、仕事の詳細までは聞けませんから、

人の仕事がどういうものかはわかりません。

OLって会社で何してるんだろう?ってずっと疑問に思ってたほどです。

仕事自体への視野がめちゃくちゃ狭いということですね。

その狭い視野の中で考えるのですから、

教員辞めた後の仕事なんて本当に思いつきませんでした。

学校の先生を辞めたら、違う仕事につくのは難しい、

それが私の考えでした。

教員を辞めた後、失ったものと得たものとは?

教員を辞めたら、何の仕事もできないんじゃないか、、、って思っていたのに、

私は教員辞めちゃったんです。

その時は、なんだかわからないけどなんとかなるという

根拠のない自信しかありませんでした。

学校で30年間先生やったんだから、

それなりに仕事はあるだろう!

勤めている時よりももっと成功するかもしれない、、って

そんなことを考える時もありました。

今考えると、甘いですね~~笑

色々ありましたけど、振り返ると、

得たものと失ったものがあるなあって思います。

教員を辞めた後、失ったものとは?

失ったなあと思うものの中から主な3つをあげます。

失ったものその1:安定収入

失ったものその1は、何といっても安定収入です。

毎日のお仕事は大変でしたが、

毎月決まった額のお給料が入ってくるのは安心でした。

いくら使っても、働けば入ると思えました。

だから、安易に辞めたいな、、と思う方には、

私はそんな簡単に辞めることをお勧めしません。

だって、大変なことがあろうと、それが好きな仕事で、

仕事の腕が良かろうと悪かろうと、

ちゃんと勤めていたらお給料は確実に入るんです。

お金のことを考えたら、こんなに楽なことはありません。

私は、独立してから、収入が激減しました。

個人事業主は、自分で事業を作って、

それが売れなければお金は入ってこないのです。

いくら売れたとしても、個人のサービスでは金額は微々たるもの。

1万円の品物を50個売って50万円です。

50個くらいちょろいと思うかもしれませんが、

毎月確実に50個買ってくれる人を見つけるのは起業初期には大変です。

但し、何かで成功し売れっ子になってしまえば別ですけどね。

でも今の私の段階では、収入激減としか言いようがありません。

だから不幸か、辛いか、と言うとそうではないんですけどね。

教員をやめるということは収入の面からすると大きなリスクです。

失ったものその2:社会的身分

失ったものその2は、社会的な身分です。

教員、って意外と信頼性が高いのです。

簡単に辞めない、離職しないと見られているので、

クレジットカードも何かのローンも

比較的簡単に通すことができます。

それに、職業は?と聞かれたときに、

「教員です。」と答えるだけで多くの方は納得してくださいます。

今の私の肩書きは、たくさんあるけど

一括りにすると個人事業者、フリーランスです。

面白いと思ってもらえますが、

信頼していただくためにはなんらかの説明や証拠が必要です。

学校の先生って、水戸黄門の印籠ほどの威力はありませんが、

誰もが理解できる職業としての信頼、権威はあるのです。

失ったものその3:ストレスと心労

失ったものその3は、教員の頃に感じていたストレスや心労です。

今でも、NOストレスとは言い難いですけど、

あの日々感じていた重さは全くありません。

そのせいか、学校時代の上司や元同僚に会うと、

「若くなったね」とか

「いきいきしているね」とか言われます。

写真のように実物は加工できませんから、

それなりの年齢を背負っているのですけど、

それでも若く、いきいきと見えるということは、

やっぱりストレスから解放されていると見られるんだと思います。

今の悩みも仕事と体力ですが、

「なんとかしなきゃ、ギリギリ(歯ぎしり)」ってことはなく、

「なんとかなるかな~、ま、なんとかなるでしょ。」くらいです。

この差はとてつもなく大きいと思います。

教員を辞めた後、得たものとは?

教員を辞めた後、得たものとは?

得られた!と思うものの中から、こちらも主な3つをあげます。

得たものその1:圧倒的自由

得たものの中でも、イッチバン大きいのはこの圧倒的に自由というものです。

そりゃ、今の範囲でできることは限られてますし、

うさうさがいるから旅行は1泊だけと決めていますけど、

それでも自由感が大きいです。

特に、身分の縛りがないことと時間の縛りがないこと、

この2つの自由が大きいですね。

身分の縛りについては、法に定められた義務や禁止の他にも、

社会的な見方、保護者や委員会からの評判、というものもあったので、

本当の自分を出すことに制限をかけていました。

時間については、今もコーチング講座を担当している時間帯は、

他の予定を入れることはできませんが、

それは全く苦になりません。

自分で選んでやっているからこそ、自由と感じられているのだと思います。

付け加えると、

教員時代は1日13~4時間は普通に働いていました。

それが辛いなあと思っていましたが、

今も、時間があると仕事をしているので長時間は同じです。

それも選んでいるので、まあ仕方ないわねって思っています。

目ざしているのは、6時間くらいなんだけどな~~

得たものその2:新たな働き方

得たものその2は、新しい働き方です。

学校の先生を辞めた後は、

なんの仕事ができるか、全く考えることができませんでした。

著者になろうとか、講師になろうとか、カウンセラーならできるかも、、

って思ってましたが、

思うようにはなりませんでした。

それでも、私は今、毎日様々な仕事をして生計を立てています。

安定ではないかもしれませんが、

未だに先生の仕事もたまにやりながら、

講師やコーチ、ブロガー、その他と

パラレルワーカー、スラッシャーという働き方をしています。

これは、シングルワーカーだった時代の憧れの働き方だったので、

新しい働き方ができているのはとても嬉しいことです。

得たものその3:新たな可能性

得たものその3は、新たな可能性です。

学校の先生をやっているときは、

未来の選択肢は3つしかありませんでした。

現状維持か昇任か降格かです。

10年後を考えた時も何ができるんだろうと不安でした。

今は未来の選択肢はたくさんあります。

自分がやろうと思えば、ほぼなんでもできる、そういう可能性に満ちています。

10年後は何をやっているかわからないけど、あれもこれもやれたらいいなと

ワクワクしています。

これは、いろいろな縛りが外れたからこそ、自由だからこそ

考えられることだと思っています。

教員を辞めた後、失ったと思ったけどそうでもなかったもの

最後にもう一つ、教員を辞めたらなくなるだろうなと思っていたけど

全然困らなかったものを一つ付け足します。

それは、年金や保健です。

国民年金、国民保険と形態は変わりましたが、

年金は相変わらず積立しています。

国民健康保険となり、掛け金がググッと安くなりましたけど、

病院の治療を受けるのになんの支障もありません。

辞めたら保証がなくなっちゃうんじゃないかと思っていたけど、

日本の制度は盤石で、手続きをしっかりすれば

何も困ることはありませんでした。

もう一つ大事なことは友人ですね。

もちろん、ほとんど交流がなくなった人や

新たに交流が始まった人もいますが、

古くからの友人は今でも友人です。

これも変わりないのはありがたいです。

昨年から、セカンドキャリアのお話会を開催していましたが、

最近はセカンドキャリアのはじめ方講座という講座も始めました。

50代からでもゼロからでも、セカンドキャリアは作れるよってこと

これからの50代に伝えて行きたいなと思います。

「人は誰でも、自分の才能を生かして夢を実現することができる」

私の夢も、かないそうな気がしてきました。

読んでくださり、ありがとうございます。

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この記事を書いた人

みこりん