こんにちは
マナビツナグヒトのみこりんです。
ミッションは、「世の中に子どもの笑顔を増やすこと」です。
教師の聞き方の続きです。
話を聞くときには「傾聴」が大事だよ、
と言われることがよくあります。
しかし、
教師の場合は、
話を聞くことも、指導や相談の場面が多いため、
聞くだけだと消化不良で終わっちゃいます。
だから、「傾聴」と「指導・助言」のバランスが
難しいと感じていました。
しかし、先日受講した講座の講師から、
そこは必要に応じてミックスもいいんじゃないかと
アドバイスをいただき、もやもやしていたものが
落ちるべきところに落ちたように思いました。
なので、
教師の聞く技術について改めて整理をしてみました。
基盤は傾聴
まずはやっぱり傾聴です。
その理由は、傾聴がもたらす効果にあります。
*理解されていると感じ気分が楽になる
*話すうちに整理され、自ら答えに気づく
*相手との信頼関係が作られる
指導や助言をするためには
相手の心がそれらを受け入れる状況にあることも大切です。
「傾聴」がその入り口となるのです。
その技術は次の3つにあります。
①うなずき:うなずきながら話を聞く
②相づち:相手の話に合わせタイミングよく相槌をうつ
③おうむ返し 重要だと思える部分を被せるように繰り返す
これらは、どれも話を進めやすくする働きがあります。
加えて、聞き手の共感が伝わるため
言いづらい話も、表面的には見えなかった思いも、
話すことができるようになります。
「傾聴」を通じて話してもらうことで
相手の真の思いに気づき、
その後の対応に役立てることができるのです。
掘り下げ→すり合わせ→指導・助言へ
「傾聴」で思いを知り、関係性ができたら、
指導・助言に向けて互いの思いをすり合わせていきます。
こうすることで、一方的な指導・助言ではなく、
相手の思いに沿った指導・助言が可能になります。
まずは、話を掘り下げます。
これには、「質問」が有効です。
話の中で重要だと思う言葉が出てきたら、
すかさず
「○○について、もう少し詳しく話してください」
とお願い系の言葉遣いで尋ねるのです。
これにより、相手の思いを掘り下げて理解することができます。
次に、相手がそれらのことをどう考えているのか、
これからどうしたいと考えているのかを
質問で訊いていきます。
そして、そのために何ができるのかを
一緒に考え提案するのです。
この手順で話を聞いていくと、
「自分の思いを聞いてもらえた。
その上で対応を一緒に考えてもらえた。」
と、指導・助言も自分の望ましい結果として
捉えることができるのです。
教師の聞く技術の一番の目的は、
「理解」と「問題解決」です。
その両方を実現するためにも
「聞く技術」を高めていくといいと思っています。
実践の場は限りなくありますから・・・。
読んでくださりありがとうございました。