今日のニュースはムカムカすることばかりでした。子どもが自分の生き方を決める時に環境は大きく影響します。その一部として、少なくとも、未来に希望を持てるような環境でありたいと私は思うのです。
こんにちは
マナビツナグヒトのみこりんです。
ミッションは、「世の中に子どもの笑顔を増やすこと」です。
今日のニュースはムカムカすることばかりでした。
1つは医大の入試に関わる不正について、
もう1つはアマチュアスポーツでの審判や組織運営の不正について。
どちらも、本当に悪どいです。
人の成長に環境の影響は大きい
子どもが自分の生き方を決める時に環境は大きく影響します。
約10年ほど前、
私は、男女共同参画に関する職についていました。
ちょうど夏休みの時期に、
女子中高生やその保護者を対象に、
女性の理系進出を推進するイベントをやっていました。
私はお手伝いでしたが、
なぜ、日本は世界諸国に比べて、
理系と言われる分野の専門家(医師、研究者、技術者)が少ないのか、
そのことを参加者に知ってもらうワークをしたことがあります。
その時にわかったことが、
物理的な環境(制度や仕組み)と人的な環境(人の意識、モデルの不在)の
影響が大きいということでした。
能力ではない、意欲ではない、環境だったんです。
環境が、女性の理系進出を阻む大きな要因だったことに
当時は大きな驚きを感じました。
実は、教員も、子どもにとっては環境です。
見習いたい大人、学びたい大人である一方、
権力を持った大人、逆らえない大人、そういう環境なのです。
子どもたちから、
「先生が怖いから本当のことが言えなかった。」
「先生は、〇〇は好きだけど、△△は嫌いなんでしょ。」
そんなことを言われたこともあります。
その度に気付かされるのです。
私は完璧じゃないけど、
それを見て子どもたちは思考や行動が決まるんだ・・・て。
その恐ろしさを忘れないようにしつつ、
少なくとも、未来に希望を持てるような環境であろうと
努力をしてきました。
麻痺をすると不正も正常な状況になる
2つのニュースで共通しているなあと思うのは、
誰かの歪んだ認知の結果、
不正が当然のことように行われていたということだと思います。
特に医大の場合はその行為に正当(と本人たちは思っている)な理由を
あげていましたよね。
他人からはどう見ても不正でしょ!
て思えることも、それを正当化しようとする組織の中では、
正常な状況として認知されてしまうんでしょうね。
学校の常識は非常識、と言われることがあります。
現場ではまかり通る理論が、
世間一般から見たら「おかしい」というレベルのものということも
ありますね。
だから、怖いんです。
権力に対し公正ではない組織、
身内だけで賄ってしまおうとする組織。
これは違うかもしれない?
という意識をオープンに意見交換できる組織なら、
このようなことは起きないと思います。
子どもたち、夢はかなうんだよ!!
もう、社会にまみれきった大人(全てではないと思う)は、
そう簡単には変わらないかもしれません。
でも、子どもたちのためにはこの不正を正す取り組みを
してほしいです。
今の状況が語っている言葉は、
「夢を持つっていいことだよ、でも、叶わないこともあるんだよ。
権力には逆らえないからね・・・」
まさにドリームキラーだと思います。
そうではなくて、
「夢を持つっていいことだよ、きっとかなうから。」
という言葉を子どもたちには送りたいと思うのです。
だから、良心をお持ちの大人には、
後者のメッセージを語ってほしい、
子どもが未来に希望を見られる環境になってほしい。
このニュースで色々考えたどり着いたのがここです。
つまり、私の初心に戻ってきました。
「夢を持つっていいことだよ。あなたの才能を生かして実現することができるよ。」
そう言える大人でありたいし、
それを体現する大人でありたいです。
ここのところ、ちょっとネガでしたが、
この初心に立ち戻り、活動を見直そうと思いました。
ムカムカするニュース、これらは私のシャドウの投影かもしれません。
ネガに飲み込まれず、夢の実現をめざして進んで行きます。
読んでくださりありがとうございました。