うさぎのらいたが教えてくれたこと

こんにちは

マナビツナグヒトのみこりんです。

今日は、うさぎのらいたについて書きます。

これは全くの個人的な記録です。

ちっちゃなうさぎが教えてくれた

大きな大きなこと。

それは、

「最期の時まで生ききる」ということです。

らいたについて

らいたは、学校で飼育しているうさぎです。

歳は、最低でも8年は生きているので、

お年寄りの部類に入るでしょう。

おとなしいので、

子どもたちが抱っこしたり、撫でたりと、

可愛がっていたうさぎです。

たまに飼育小屋に行った時、

懐くでもなく、逃げるでもなく、

掃除や餌の入れ替えをする私の様子を、

じっと見ているようなうさぎでした。

突然の出来事

1月の末、とても寒い朝です。

子どもたちが、

「らいたが歩けなくなった」と

職員室に抱えて連れてきました。

寒さのために、足が麻痺したのか、凍傷かと

原因を話し合いながら、

体を温め様子を見ました。

だんだんと元気を取り戻し、

餌を食べるようになったのでホッと一安心。

しかし、その日は病院に連れて行けなかったので、

週末は家に連れて帰り、

月曜の朝に病院に連れて行きました。

この時に病院で診察を受けていれば状況は変わったのか?

と後悔も残っています。

たった2週間の介護生活

病院で言われたことは、

「下半身が麻痺しています。

原因はおそらく椎間板ヘルニアではないか?

あるいは進行性の麻痺があるとも考えられます。」

とのことでした。

注射を打ってもらい、

翌日も様子を見ていただきました。

「もう歩けないでしょう。

この状況では、レントゲンを撮っても

治療は難しいから、

このままで世話をする方法を教えましょう。」

と、介護生活が始まりました。

麻痺が進行するかもしれないのと、

胃腸が機能しなくなるのを防ぐためにと、

お薬をいただき毎日飲ませることになりました。

にんじんペースト入りの液体と

白い粉の薬。

病院では、獣医さんが上手に飲ませてくれたけど、

学校では慣れない人間が飲ませるから

いつもひと騒動でした。

事務職の方が、猫を介護していることから、

お薬を飲ませるのは彼女との共同作業となりました。

下半身が動かないので、

糞尿はそのまましっ放しです。

お尻や麻痺した下半身がすぐに汚れてしまうので、

赤ちゃん用のお尻拭きをつかって綺麗にしたり、

時々、お湯で洗ったりもしました。

床ずれができてからは、

飲み薬の他に塗り薬も3種増えました。

毎日2回の薬塗布と、1回の飲み薬。

そして、お風呂とシャワーが職員室での

らいたの日課となりました。

野菜が大好物で、給食の野菜くずをねだります。

目をキラキラさせて、ふんふん言いながら

体を乗り出しねだる姿が可愛くて、

目が合うたびに野菜をちょっとずつあげちゃいました。

主食のティモシーもよく食べ、水もよく飲みました。

ペレットもちょっとずつ食べていました。

元気な時よりは食欲は落ちましたが、

それでも不自由な体で餌が入った皿に

這い寄って行き、

むしゃむしゃ食べていました。

下半身が動かなくても、

表情豊かで、上半身を精一杯動かして、

自己アピールをするので、

職員室の先生たちもケージの近くによって、

餌をあげたり頭を撫でたりと

多くの人に可愛がってもらっていました。

ぼーっとしていることが多いのですが、

私が近づくと

さっと顔を上げ真っ直ぐ見つめながらふんふん言い出します。

そんな様子から、

「教頭先生はらいたのママだね」って言われてました。

人がいない週末は、

学校には置いておけないので家に連れ帰っていました。

家でも、おんなじ介護生活です。

食事、掃除、お風呂、薬、

やっと慣れてきたところでした。

大好きです・・・涙

家に帰ったら、らいたの様子が変でした。

いつもは顔を上げて、ふんふん言うのに、

ずっと頭を下げて動かない。

薬を塗ってもあまり嫌がらず

体に力も入りません。

横に寝かせて側に寄り添い

撫でたり声をかけたりしましたが、

そこからはあっという間に衰弱して行き、

最後はぐっと頭を上げて前を見つめ、

動かなくなりました。

たった2週間しか世話してあげることができなかった・・・

悲しさと無念さで涙が溢れて止まりませんでした。

そして色々と思いました。

うさぎは、痛みや異常を伝えることができません。

そういえば、身体の使い方がおかしいと思ったことや、

食べても食べても痩せていくこと、

病状が悪化していたのかもしれません。

その兆候に気づかず、命を縮めてしまったのかもしれません。

声のない動物の声には、

もっと注意深く聞き取ることが必要だったと思います。

走りたい、駆けたい、それができなくなったらいたでしたが、

いつも生きることに貪欲でした。

お世話が下手だとブーって言い、

食べたくないものにはそっぽを向き、

食べたいものは夢中で食べる。

寒く慣れば毛布に潜るし、

薬が嫌だと必死に逃げる、

人が近寄れば顔を上げて何かを訴え、

誰も見ていないと寂しそうな顔をしていました。

最後の最後まで、

しっかりと呼吸をし、

名前を呼ぶと目を動かして私を見ていました。

撫でると気持ちよさそうな顔もしました。

息が止まる最期の最期まで、

しっかりと生ききった見事な最期でした。

小さなうさぎが見せた命の大きさに、

胸を打たれました。

短い短い期間でした。

それでも私を始め、子どもたちや先生たちの心に、

強い印象を残して去っていきました。

今はもういないらいたに言いたいこと。

感謝を込めて「ありがとう」

そして

「大好きだよ」。
しばらくロスが続きそうです。