こんにちは
マナビツナグヒトのみこりんです。
先日、
「経験則を言語化する」ことについて書きました。
では、それをどうやって伝えればいいか、
2つの手段で取り組んでいます。
その1.ジャーナル
1つはジャーナルです。
週にA4サイズ1枚のジャーナルを
発行しています。
3学期末までに10号出せる計算なので、
先生方のアンケートから、特にニーズが高そうなものを
テーマに選んで書いています。
今までに、
「発達段階ごとの特徴」「学級経営」「教材研究」など
について配付しました。
第4号が、「言葉かけ(褒め方・叱り方)」だったのですが、
初めて、
「こういうことが知りたかった・・・」と言われました。
たった一人ですがとても嬉しかったです。
その人のために、
あと6号を心を込めて書いていこうと思います。
このジャーナルで意識しているところは、
「WHY」からのノウハウを伝えることです。
忙しい先生たちは、
すぐに役立つノウハウやマニュアルに
頼る傾向が見られます。
なので、スキルに関する知識や技能は
身についていることが多いです。
しかし、
「WHY」まで落とし込んではいないため、
場面や対象が変わるとどうしていいかわからないという
反応も見られます。
例えば、「声かけ」の号では、
「教師の声かけの目的はなんなのか?」
というところから説明する様にしています。。
それによって、
「声かけ」がもたらす(教育面での)効果や弊害について、
知っていただき、実戦に役立てていただく
流れになっているのです。
「教師」としての目的意識を
常に持ち、指導力の向上をめざして欲しいと思っています。
その2.本気の授業研究
2つ目の手段は、授業研究です。
3月初めまでに、
自分で教材研究をした授業を行い、
それに対する指導を行うという企画です。
これは先日オリエンテーションを行いました。
この話をした時、
そこにいた教師の顔が一斉に引きつりました。
通常、校内で行なっている授業研究は、
勉強にはなるもののかなりの負担を伴います。
なので、その不安を払拭するために
この授業研究の目的と実際に教師が行うことを
具体的に説明しました。
・普段の授業で良いこと(他の人に見せるものではない)
・教材研究や事前準備は、配付したワークシートに則って行うこと
・実践前に教頭から事前コンサルを受けること
・授業後の成果と課題を報告し合う会を行うこと
手順を示すことと、
私ががっちりサポートしながら授業を行う、
という(教頭)本気モードの授業研究です。
この結果はどうなるかまだわかりません。
やる以上はしっかりサポートし、
授業の引き出しを増やせればと思っています。
経験則を若手に伝える試み、
残り2ヶ月はこれもマジに取り組みます。
読んでくださり、ありがとうございました。