マナビツナグヒトのみこりんです。
ゴールデンウイークが明けて、
既に2週間が過ぎました。
春から初夏へ、季節の移り変わりが
心地よい時期です。。
さて、遅くなりましたが、
(いろいろいろいろ考えててアウトプットができなかった・・・)
ゴールデンウイークにもう一方、
訊ねた賢者は、友人夫妻。
自宅で「どんぐり倶楽部協力教室」を
開いている方です。
どんな教室なのか?
何を育てるところなのか?
最近、学校以外の教育の場に対して、
興味津々の私です。
お話をうかがい、教室や教材を見せていただき、
「教育」「学習」について考えました。
これからの自分にとっても
大きな課題をいただきました。
1.思考(視考)の過程を楽しむ学び
「どんぐり倶楽部」の学習方法は、
目に鱗の内容でした。
・文章を読む
・絵図で表す
・絵図を見ながら考える
というサイクルを通して算数の文章題を解くというものでした。
(正確には、公式HPをご覧ください)
私見ですが、
この視考力、
文章は1回読めば理解できるということ、
絵図に表した時点で既に答えへの道筋ができているということ、
がこの方法の肝かなあとも受け取れました。
学校の算数学習でも、
絵図に表すことは思考過程と捉えていますし、
マインドマップなどまさに絵図に表す学習もある事から、
とても面白い手法であると思いました。
もう1点、興味深いと思ったこととして、
「答えはさほど重要ではない」ということもありました。
大事なのは、絵図に表し考える過程であるということ。
視覚イメージから論理的思考へ
思考を通じて抽象的表現へ。
1問解くのにとても時間がかかりそうですが、
この過程を身につけることが一番重要だそうです。
ついつい、
答えを急がせてしまっている算数学習。
それよりも解くまでの過程を大切にし、
楽しませながら学習をすすめているとのことです。
「わからないとき」「間違えたとき」は、
若干ヒントはあるようですが、
間違えも思考の過程として見えるように残すというのも
参考になりました。
2.基本は家庭にあり
賢者夫妻のご自宅は、
温かく居心地のよい空間。
ご夫妻の人柄が滲み出る素敵な空間でもありました。
(例えるならまさに伊勢うどん!!)
そこに住む、集う人を大切にしているんですね。
子育てのお話の中でも、
お子さんの個性や思いを大切にしながら、
育つ過程を見守っていることがうかがえました。
家庭での育ちが子どもの基盤を作る、
その上で教育を通じてその子の個性や才能を伸ばすことができる。
そういう意味でも、
「個を大切にする」
家庭環境が子どもの育ちに必要なんだと思いました。
「教育」「学習」
私にとってはとても重要なキーワードです。
最近の学校は、
即成果を求められます。
数値で表せる学力や、
スキル教育による即効性が求められる現状もわかります。
しかし、『子(個)を育てる』という目的を
私はまず一番大事にしたいと思うのです。
子どもはそもそも自分の中にその子ならではの
才能を持っています。
それを信じ、自ら目覚めさせるまで、
ゆっくりじっくり見守る姿勢が
今の学校教育では困難になっていると感じます。
加えて、情報過多で変化が激しい現在社会、
様々な価値観や環境の中で
家庭における教育も難しくなっています。
公だけではなく、
民の手による教育が必要なのは、
そういう社会情勢があるからだと思っています。
今回の訪問で、
「学習」「学び場」「育ち」
ということを色々考えさせられました。
これからの自分の生き方にどう還元させようか、
じっくり寝かして考えます。
貴重な学びをいただき感謝です。
読んでいただきありがとうございました。