「ザ・ワーク〜人生を変える4つの質問」を読みました。ここに書いてあるワークもやってみて、自分が他者との関係の中で、モヤモヤしていることの原因は、自分にあることに気づきました。
こんにちは
マナビツナグヒトのみこりんです。
ミッションは、「世の中に子どもの笑顔を増やすこと」です。
この本を読みました。
「ザ・ワーク〜人生を変える4つの質問」
by バイロン・ケイティ他(ダイヤモンド社)
このワークは、
ビリーフ・リセット・カウンセリング講座でも取り入れていたので、
自分でも1つ題材を決めてワークもやってみました。
やってみて気づいたこと、
「問題の答えは自分の中にある」
でした。
本を読んで印象にのこった2つのこと
本書は、著者が行なっている「ワーク」に関するものです。
「ワーク」は、自分にストレスや苦しみを与える考えを見つけ、
それに対する問いかけを通じて、問題を解決していく方法です。
(本書1ページ)
「ワーク」の解説と豊富な事例から、
人の苦しみは執着している考えから引き起こされていることがうかがえます。
この本を読んで強く印象に残ったことが2つあります。
それは誰の領域か?
著者は3つの領域があるといいます。
「私の領域」「あなたの領域」「神の領域」
このうち、自分で解決できるのは、
「私の領域」で起きていることだけです。
しかし、人間関係におけるストレスは、
「私の領域」を離れた時に起こることが多いです。
「○○は私の話をもっときちんと聞くべきだ。」
これは、話を聞かない○○への不満からくるストレスですが、
話を聞く聞かないは、結局は○○しか決められないことです。
これが、相手の領域に落ち込んでしまうと
ストレスを感じることになるということです。
自分自身にとって何が正しいかを知ることが、
私にとっての唯一の領域です。
(35ページ)
それは本当なのか?
もう1つ印象に残った言葉は「現実」です。
これは「神の領域」のものです。
だから「現実」は、私にもあなたにも
どうすることもできないのです。
しかし、私たちはよく
自分の考えが作り出した「ストーリー」を
「現実」だと思い込んでしまいがちです。
ちょっとした出来事に、
自分の妄想を付け足してストーリーを
作ってしまったことはありませんか?
本書の実例からは、そんなストーリーの数々を
見ることができます。
それを読むと、自分も自分で作ったストーリーに
振り回されていることに気づくのです。
ストーリーとは、検証や探求をしていないのにも関わらず、
何らかの意味づけをしている考え方と言えます。
(38ページ)
これらのストーリーを探求するのが「ワーク」です。
「それは本当でしょうか?」
実際にワークをやってみた
本書には、読者がワークに取り組むことも進めています。
その方法も書いてあるので、その通りにやってみました。
詳しくは省きますが、
私が気になっているある女性のことについて
ワークをしていました。
私は彼女から、
「邪険に扱われているような気がした」のです。
しかし、ワークをしていくと、
それは自分自身の問題へと返っていきました。
私が私への尊厳が足りないということに
気づいたのです。
彼女の態度が問題ではなく、
私に対する私の考えがいちばんの原因でした。
このワークは簡単ですが奥が深いと思いました。
ワークとはどういうものか?
自分がストレス、悩みと考えていることを
紙に書き出します。
その中から、探求したい「考え」を決めます。
その「考え」について、
4つの質問と置き換えを行い、
本当の問題に気づいていくプロセスです。
基本の形は、とてもシンプルですが、
問題や相手により若干違ってくることもあるようです。
基本的なワークの4つの質問とは、
①それは本当でしょうか?(はい/いいえ)
②その考えが本当であると、絶対に言い切れますか?(はい/いいえ)
③そう考えるとき、(あなたは)どう反応しますか?
④その考えがなければ、(あなたは)どうなりますか?
基本的な置き換えとは、
*内容を反対に置き換える
*主語を置き換える
*自分自身に置き換える
これではよくわかりませんよね。
興味がある方は、
本書、あるいはバイロン・ケイティ氏の著書を
お読みになるといいと思います。
まとめ
「ストーリー」と「現実」、
この違いを知ると、悩みがかなり軽減します。
何かが起きても自分自身の問題へと返っていくので、
最近は自分探求の必要性を感じています。
また、私が書いているブログのほとんどは
私のストーリーです。
現実を私というフィルターで捉えた時に出てくる
考えが作っているストーリーです。
そこについてもきちんと理解しておく必要があると感じました。
読んでくださり、ありがとうございました。
「ザ・ワーク〜人生を変える4つの質問」
by バイロン・ケイティ他(ダイヤモンド社)