林英哲独奏35周年メモリアルコンサート「あしたの太鼓打ちへ」9/10

こんにちは

マナビツナグヒトのみこりんです。

サントリーホールにて行われた

林英哲独奏35周年メモリアルコンサート「あしたの太鼓打ちへ」

に行ってきました。

林英哲さんが太鼓の道に踏み出したのが、

1971年、佐渡に開かれた鬼太鼓座の創設時。

そこから独立したのが

1982年、過去に例を見ない和太鼓奏者の誕生でした。

そして、2017年の今、

独奏者としての地位を強固にしつつも、

新たに道を開拓する意思を表するようなこのコンサートでした。

パンフレットの本人談によると、

独奏・ピアノとのデュオ・弟子たちとの競演という、

彼の太鼓人生を模するような構成となっているそうです。

第1部は

1.独奏「コーネルの箱」

アメリカの現代美術家、ジョセフ・コーネルをモチーフにした作品。

小さな箱の中に彼が夢見た世界を再構築した美術品のごとく、

箱の中に彩られた小品を多様な音色とリズムで表現した異色の作でした。

2.デュオ「死と乙女」

ピアニストの新垣隆さんとのデュオ。

和太鼓とピアノの相性はかなりよいものです。

どちらとも打楽器という共通点を持ち、

打つ位置(ピアノは鍵盤)によって多彩な音色、

打ち方(ピアノは弾き方)によって多彩なリズムを

紡ぎ出すところが似ています。

バレエ作品の曲だそうですが、

タイトルからするとかなりロマンチック。

ヨーロッパ風の旋律に、桶太鼓低い音が絡むスタートから、

抑えた華やかさと徐々に軽快さを増していく様子に、

惹き付けられた一曲でした。

第2部は

3.「モノクローム」

石井眞木さん作曲の和太鼓協奏曲

静寂の中、秘かに脈打つ命のように、この曲が始まります。

細かな締め太鼓のリズムが、高まっていき、

なだれのような音の波となって押し寄せると同時に、

大太鼓が響くその瞬間、

潜めていた心臓の鼓動も動き出します。

静寂とは違う音の本流に漂いながら、

濃淡を変えるモノクロームな風景を味わう、

そんな印象の曲です。

この曲は鼓童が演奏する機会はありますが、

林英哲バージョンはなかなか聴くことができないので、

本当にこの機会に聴けて嬉しい1曲です。

4.「七星」

ずらりと並んだ大太鼓、

観客席から見えるのは、

奏者の背中とバチを操る腕の動きだけです。

この曲は、テレビCMのために作られたということもあり、

音だけでなく目で見て楽しむこともできます。

10台の大太鼓ですから、その音量は推して知るべし、

ホール全体が揺れているようにも感じられます。

和太鼓の響きは、耳というよりも体全体で感じられるので、

全身に太鼓のシャワーを浴びるようなものです。

大人数だけど騒音ではない、芸術と言えるのは、

繊細な曲の作りにあります。

若者の中にただ一人還暦を超す林英哲が混じっても、

その輝きは誰よりも際立ちます。

音の大きさではなく、奏でる技術がこの曲の魅力、

アンサンブルでありながら、

ただ一人の圧倒的な存在を目に,耳に焼き付ける

私から見たら、林英哲のためのアンサンブル曲です。

演奏終了後は、スタンディングオベーションでした。

客席からの拍手は鳴り止まず、

何度もカーテンコールがおきました。

治まらないファンのために、アンコール曲は「太鼓打つ子ら」

その後も拍手は鳴り響き、独奏35周年の林英哲は

まだまだ新しい境地へ向かうことを確信したコンサートでした。
このコンサートは唯一の開催、

一期一会の貴重な時間でした。

最近、コンサートへ行く回数は激減しましたが、

やはり林英哲は、私にとって神です。

感動しました。
読んでくださりありがとうございました。

#10blogs #林英哲 #和太鼓

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この記事を書いた人

みこりん