「ひとりビジネスの基本」by久道さおり(総合法令出版)を読みました。
50代半ばからのゼロから起業をした私です。
これもひとりビジネス、
そして今の課題は「稼ぐ」ための営業です。
そのヒントを痛いほどいただきました。
ひとりビジネスの基本:稼げない人の特徴とは?
本書の帯に、とても厳しい言葉が書いてあります。
稼げない人は「理想」を語り、
稼げる人は「現実」を見極める。
うわ~~私、理想ばっか言ってる?
っておもわず我が身を振り返りました。
これはどういうことなんでしょうね。
第1章には、
稼げない人の特徴について書いてあります。
ひとりビジネスでは、
あなた自身の行動や思考の癖がビジネスの結果に反映されるとあります。
稼げない人の特徴も、
「性格」「習慣」「人生経験」から見ることができるそうです。
まず、「性格」は暗い人はダメとバッサリです。
謙虚すぎてもいけませんとあります。
謙虚さがプラスに働くのは、実績がしっかりある人のみ、
実績があるから謙虚でも認めてもらえる、買ってもらえるということみたいです。
でも、実績もない私が謙虚すぎるとどうなるか?
そんなあやふやな人にサービスを頼むとか商品を買おうとかはおもわないでしょってことなんです。
だから、「謙虚」よりも「自信」を持って堂々としたほうがいいようです。
「習慣」、これは稼げる人は、自己管理力・判断力・行動力が備わっているとあります。
だから、その逆は稼げない人と言えそうです。
そして「人生経験」について。
これは、何かに対して努力した、つきつめた経験があるかどうかということです。
稼ぐためには努力が必要です。
でも、そういう経験を今までしてきていなかったら、
稼げるまでにはならないよ、ということのようです。
そして、稼げる人になりたければ、
普通の人と同じ生活をしてはいけない、
人が遊んでいる時も仕事をしなさい。
加えて、考える前に行動せよとも言っています。
これらのことから考えると、
稼げるようになるには、もっと自己管理をしっかりして、
必要なことは素早く取りかかり、結果が出るまで粘り強く行動することが大事そう。
そして、心と行動が一致していることも必要なんだろうなって思いました。
私が、起業した、と言えるようになったのは、
2020年になってからです。
それまでは、なんとなく自己流で色々なことを試していました。
行動力や継続力はあったけど、
正しいノウハウを身につける、とことん努力する、というところは
欠けていたなあって感じます。
その覚悟が座ったのが2020年だったなってことです。
まあその経緯について詳しくはこちらも読んでみてください。
ひとりビジネスの基本:新世代の営業6ステップとは?
著者は、稼げるためのひとりビジネスは、
「営業からスタートしよう」と説いています。
稼ぐとは、売ること、
お客様に買っていただく必要がありますよね。
そのためには「営業」が欠かせないということなんです。
しかし、「営業」には悪いイメージも付きまといます。
確かに昭和の「営業」はそうだったかもしれないけれど、
これから大切な「新世代の営業」はそれとは違うということなんです。
じゃあ、「新世代の営業」って何?というと、
次の6つのステップから成るそうです。
①リサーチ
②自分磨き
③アポ
④商品提案
⑤クロージング
⑥SNS集客
これらを簡単に説明していきますね。
新世代の営業①リサーチとは?
まずは自分が飛び込もうとする業界について調べる段階です。
社会全体の動きを見て、何に需要があるのかどうすれば強豪と差別化できるのかを考える、
ということです。
そしてひとりビジネスに必要なのはマーケティング戦略。
それも新世代の営業では、
SIPSというものに注目するのだそうです。
S:Sympathize(共感)
I:Identify(確認)
P:Participate(参加)
S:Share&Spread(共有・拡散)
例えば、SNSへの投稿に共感した人が、その左pビスや商品を利用して、
それが気に入れば周囲の人に拡散し、多くの人の目に止まる、という流れだそうです。
ひとりビジネスでは、商品やサービスの宣伝にお金をかけられませんから、
この流れをうまく活用して自分の商品を拡散する必要があるのですね。
新世代の営業②自分磨き
ひとりビジネスでは、自分自身が看板です。
だから、自分がより魅力的に見えるような振る舞いや見せ方が重要なんだそうです。
ここでは見た目の印象をとても重視しています。
特に、髪や肌を綺麗に保とうとか、
トップスや靴に気を使おうとか、
かなり具体的なアドバイスもありました。
50代は、若い頃と違って、お肌も髪の毛も衰えます。
だからこそ、身なりには気をつけないといけないなって思いました。
新世代の営業③アポ
アポはいわゆるセールスをしていくという段階です。
新世代のアポは紹介制をうまく使うといいということです。
実績のない人がどうやって、見込み客を紹介してもらうのかというと、
・見込み客のリストを作る
・リストに載った人に連絡をする
・直接会って話をする
・人脈の竪堀をする
とあります。
ここでは、自分からこの人に買っていただきたいと思う人に
連絡をするのですが、
そこからさらに人を紹介してもらうという手法のようです。
著者は銀行や生命保険、夜のお姉さんなど様々な仕事を経験しており、
その中でセールスに関する手腕も身につけた方のようです。
でも、私はずっと公務員できたので、セールスということをしたことがないのです。
だから、この活動はとてもハードルが高い、かと言って避けるわけにはいかない。
この点はマインドから変えていく必要があると考えています。
新世代の営業④商品提案
これはいわゆる営業トークのようです。
結論から伝える、柔らかく話す、未来を想像させる、、など
トークのテクニックが紹介されています。
う~ん、提案はできるけど結果を得るためには、修行が必要なところです。
新世代の営業⑤クロージング
クロージングとは、お客様と契約を結ぶことです。
でも、これは前のステップから始まっているのだそうです。
つまりここに至るまでに、
この人からこれを買いたい、と思わせる関わりが必要だってことのようです。
だからこそ、このステップはどこか一つでもかけるとダメなんですね。
新世代の営業⑥SNS集客
SNSを使うと、一般人でも自分のことを広く宣伝することができます。
高い広告費を払わなくても、うまくこれらのツールを使うと、
いい宣伝効果を得ることができるということです。
効果を得るためには、フォロワーを増やすことが肝心だそうです。
そのためにも、継続すること、いい時間帯をねらうこと、写真を使うことが
大事だということです。
これらの6ステップをちゃんと踏めるようになれば、
新世代の営業スキルというものが身につくのでしょうね。
ひとりビジネスの基本:著者の久道さおりさんについて
著者は、影響力×営業力を武器に、個人の起業支援や企業の経営支援を行なっている方のようです。
プロフィールには住友銀行、住友生命らでの経験を経て、
なぜか夜の銀座のお姉さんまで経験しているそうです。
その後35歳、40歳と起業を二回していらっしゃいます。
3億円の売り上げの後1300万円の借金を背負うとも書いてあり、
結構波乱万丈な方のようです。
こういう起伏に富んだキャリアを歩んできたからだからこそ、
「稼げる」に対する熱意の強さを実感します。
これは、私には足りないものなので、
本書を読んで、著者の考えに触れられたことはとてもよかったと思っています。
ひとりビジネスの基本:セカンドキャリアで稼げる人になるために生かしたいこと
本書はとても読みやすかったです。
最初はレゾナンスリーディング で読んだのですが、
はじめに見つけた著者からのメッセージが、
「リストを作って連絡する」でした。
ステップ③のアポのところです。
これを、私のコンサルタントに話したら、
すごい!と笑っていました。
ビジネスをするにはリストは大事、これはいろいろなことがおっしゃいます。
そこをズバリと引き当てた私もすごいと思うけど、
やっぱりそれをきちんとやりなさいよってことなんですね。
私はコーチングを中心にクライアントさんにサービスを提供していますが、
これはいいものだと自信を持っていうことができます。
だけど、まだそれが伝わっていないし、うまく伝えられてもいないんだなって
課題に感じているものです。
それでも、やっぱりいいものだと思うので、
ちゃんとビジネスマインドで必要なステップを踏んでいきたいと思いました。
これでも、だんだんと稼げるように成長しています。
50代でもゼロからでも、やればできるってことなんです。
ひとりビジネスをこれからも育てていくために、
本書で読んだことを参考にしたいと思います。
「ひとりビジネスの基本」by久道さおり(総合法令出版)
読んでくださり、ありがとうございました。