「書く力 私たちはこうして文章を磨いた」by池上彰・竹内政明〜かっこいい文を書きたい!!〜

こんにちは

マナビツナグヒトのみこりんです。

ブログを書く以上、

読者を惹き付けるものを書きたいと思います。

「書く力 私たちはこうして文章を磨いた」by池上彰・竹内政明(朝日新書)

本書は、文章の達人いや職人が、

「いい文章が書けるようになりたい」という思いから、

自分の文章を磨いてきた試行錯誤についての対談です。

私ごときが、本書について述べるのは恐れ多いですが、

参考にしたいと思うことを3つだけあげます。

1.わかっていることをわかっている言葉で書く

「伝わらない」文章がいちばんまずい、とお二人が述べています。

伝わらないのは、自分でもわかっていないことを、

自分ではわからない言葉を使って書くからだというのです。

アイタタ・・・と思いました。

今まで書いた記事の中で、「これ書いたら受けるんじゃね?」と浅はかな考えから、

自分にとって全く馴染みがないことを知ったかぶりで書いたことがありました。

もちろん、あんまり読まれませんでした・・・。

わからないことを書いてはダメなんですね。

2.簡潔に書く

通知表の所見は、とにかく短文に限ります。

書く文字数が決まっているので、その中に必要なことをわかりやすく書くとなると、

短文にするしかないのです。

だから、いつも頭を捻ります。

本書でも、「短文」をすすめるくだりが複数出てきます。

しかも、よけいな表現は入れずに情景を読者に感じ取らせる

正に名人芸としか言いようがない技に、唸るばかりでした。

「簡潔に」は、無駄な贅肉をつけない理想のボディと同じ意味があると感じました。

この技、めっちゃ欲しいです!

3.名文を写しリズムを身体に馴染ませる

文体にリズムがある。

誰にでもその人なりのリズムがあると思います。

「この作家が好き」、の裏には、「この作家の書く文のリズムが好き」もあると思います。

好きな作家のリズムを身体に馴染ませることで、

私でも好きなリズムを作り出せることができるらしい。

そのためにおススメしているのが、名文を書き写すことだそうです。

本書に出てくる名文の一つ、

ブラウニング(訳:上田敏)の詩「春の朝」は、

私も好きな詩なので、これを書いてみます。

  時は春
日は朝(あした)、
朝は七時、
片岡に露みちて、
揚雲雀なのりいで、
蝸牛枝に這ひ、
神、そらに知ろしめす。
すべて世は事も無し

これは、赤毛のアンの最終場面で、アン・シャーリーが呟く詩なのです。

名文や名人に習いながら、訓練は今後も続きます。

読んでくださり、ありがとうございました。

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この記事を書いた人

みこりん