こんにちは
マナビツナグヒトのみこりんです。
教員生活ん十年・・・。
辛いことや辛いことや嬉しかったことがありました。
数で言えば大変なことの方が多いです。
でも、砂の山の中にキラキラ光るダイヤモンドのように
これ以上ないくらい嬉しい出来ごともあるのです。
「大変でしょう」と言われる教師の仕事を長年やっていられるのは、
そのダイヤモンドに支えられているからかもしれません。
その1
小学校時代、なかなか学校に足が向かなかった子。
中学に入ってから、いい先生と出会えたようで、
少しずつ登校するようになったとか。
母親につれられて挨拶にきたその子は、
さっぱりとした表情で私の問いかけにも素直に答えてくれました。
一時期、本当に荒んだ姿も見られ心配していたのですが、
わざわざ元気な姿を見せにきてくれたことが本当に本当に嬉しかったです。
その2
10年ほど前に4年生を担任したときの子のお母さんに偶然会いました。
「先生、◯◯夢を叶えてパティシェになったんです♫」
へえ〜〜〜
10年という年月を一気に飛び越えて10歳の頃のその子の姿を思い出しました。
「たしか、1/2成人式でも“私はパテシェになりたいです”って言ってましたよね。」
「そうなんです、幼稚園の頃からの夢だったんですよ〜。
これから修行してフランスのケーキ屋さんで働きたいって言ってます。」
「きっとできますよ!楽しみですね。」
そんな会話をしてお母さんと別れました。
10年以上持ち続けた夢を叶えたという報告に、
心がこの上ない温かさで満たされました。
思いがけないところから届くダイヤモンドの光、
これは計画にも予定にもないことなので、
いつ、どこから、どんなタイミングで来るかわかりません。
でも、届いた時の幸せ感は他の人にはわからないと思います。
教師の仕事は大変です。
思うようにならないことは多いし、
子どもや保護者との人間関係に、心をすり減らすことも多々あります。
でも、こういうダイヤモンドがあるから、それらを乗り越えてがんばることができると思っています。
長く続けられたのも、こういう子ども達からの嬉しい報告のおかげなのです。
教師のモチベは子ども達からやってくる。
子どもたちの可能性を信じて、明日も一生懸命働きます。
読んでくださりありがとうございました。