こんにちは
マナビツナグヒトのみこりんです。
教師として、管理職として、
しばしば「NO!」と言わなければならない場面に出会います。
相手の熱意や努力を認めつつも、「NO!」を言わなければならない時もあります。
「いいよ〜」と流したい時もあるけど、心を鬼にして「NO!」を言うこともあります。
多勢を相手に、たった1人で「NO!」を言う時もあります。
非常にしんどいです。
見て見ぬ振りしたいです。
でも、それはできません。
なぜなら、教師も管理職も最後の砦だと思うからです。
「NO!」を言わなければならない時、それは、
◯安全を確保できない時
◯誰かを傷つけるかも知れない時
◯本来めざしている方向から外れてしまっている時
◯組織としての体制を崩してしまう時
◯教育の場として適切ではないと判断する時
などがあります。
申し出があったり、行動を見かけたりした時、
即座に判断し「NO!」を言えるものはいいのですが、
それがよくない場合もあります。
そういう時は少し時間をおいて、冷静に話をしながら「NO」を伝えることもあります。
大事なものであればあるほど、熟孝して相手が納得する「NO!」を言う必要があります。
先日も職場で「NO!」を言うことがありました。
相談を受けたことが、本来のねらいとはブレブレだったので、
ちょっと預からせてもらったのです。
その場で「NO!」を言わず翌日に落ち着いて話そうと思ったパターンです。
しかし、当人達はその相談事を私の返事を待たずに、
上司に持っていってしまい、了解を得てしまいました。
本来は上司が「よし」と認めたことでしたが、
それを通すとねらい達成どころか本末転倒の事態になると思い、
勇気を振り絞って上司のところに行きました。
そして、一時預かりしたものが自分を飛び越えて行ってしまったこと、
それを通すと問題があること、他の方法があることを伝えました。
上司は、そのことを理解し、担当者にすぐに自分の了承を取り消し、違う方法を助言してくださいました。
結果としては、ベストではないがベターな方向に治まりました。
上司が決めたことに「NO」を言うことは、場合によっては上司の意に背くことになります。
それだけに、よけい勇気がいりました。
でも、一度了承したことを取り消した上司の「NO!」と言う勇気はそれ以上に大きいと思いました。
「NO!」と言うことは本当にキツいです。
でも、やはり管理職は言わなければいけない時があると,
上司の姿から改めて教わりました。
嫌われても恨まれても、それが正しくないと思うのならば、
「NO!」と言う、できれば上手に伝える力を持ちたいと思います。
読んでくださりありがとうございました。