こんにちは
マナビツナグヒトのみこりんです。
週末、「SDGsから見た子どもの貧困」についての勉強会を行いました。
SDGsとは、国連が発表した持続可能な開発目標。
日本の優先課題の一つが「あらゆる人々の活躍の推進」で、
この中に、子どもの貧困対策は位置づけられているのだそうです。
以前記事に書いたことがあるイノチェンティレポート。
これも併用し、
「日本の子どもの貧困」の特徴についてナビゲーターの説明を聞き、
皆で話し合いました。
ショッキングな事実に胸が苦しくなりました。
その1:一人親家庭の相対的貧困率は他の国々と比べても圧倒的に高い
日本では1人親家庭の貧困率がとても高く50%を超えています。
これは母子家庭の貧困率が高いことによるもの。
調査した33カ国の中で、一番の高さを誇っています。
一番低いデンマークの約10倍の値、
母子家庭の苦しさは、日本ではなかなか解消されない由々しき問題だと思います。
その2:政府の対策に同意する人は少ない
では、その対策を誰にしてもらうのか?
「政府」という声が聞こえそうですが、
「政府が貧困対策をすることに同意するか?」というアンケートに対し、
日本国民の約4割が同意できないと答えていました。
「え???」と耳を疑いました。
他の人がやってくれるというわけではないです、この値。
自助努力でなんとかしろよ、という冷たい声が聞こえる感じがしました。
その3:単身世帯の就労率はなんとトップ!
単身世帯は働いていないのか?というとそうではないのです。
単身世帯の就労率は約85%で、これは35ヶ国中なんとなんと第1位なのです。
つまり、働いているのにそのうちの半分は貧困であるという事実。
「ワーキングプア」という言葉が以前話題になりましたが、
まだまだ単身世帯はその域に置き去りなのではないか
と思えました。
弱者に優しい国ではなかったのか日本?
と、寂しい思いと、イヤそうではないはずだという思いが
交錯する心地がしていました。
事実を知ると、問題意識も生まれます。
こういう事実は多くの方に知っていただくことではないか?
国をよくするためにも、誰もが平等に幸せを享受できるようにするためにも、
この問題は一刻も早く解決の手だてが欲しいと思っています。
今日はここまでにします。
読んでくださりありがとうございました。