新年度が始まり、慌ただしい中にも、
学級としての形が見えてきた頃、
これからどういう学級を作っていきたいのかという
「学級目標」を子どもたちと一緒に作るのも
学級経営に役立ちます。
子どもと作る学級目標のポイントとは?
こんにちは
マナビツナグヒトのみこりんです。
ミッションは、「世の中に子どもの笑顔を増やすこと」です。
そろそろ学年経営案、学級経営案なるものを
作る時期ですね。
すでに学級目標も作っているとは思います。
まだこれからの方、
子どもと一緒に、行動につながる目標を
作ってみてはいかがでしょう?
子どもの言葉で作ると、
目標が自分ごとになります。
さらに自分感を高めるには
①みんながひとつになれるもの
②ちょい難なもの
③未来をイメージできるもの
の3点を意識するといいと思います。
①みんながひとつになれるもの
学級の目標なので、
学級のみんなが協力してこそ
できるというもの。
個人や、1部の人の満足で決めるものでは
ないということを伝えましょう。
※全員が心をひとつにしてこそ達成できるもの
が、キーワードです。
②ちょい難なもの
マインドセットのことを知っていますか?
物事に取り組む際の、心のありようのことです。
固定型、成長型とありますが、
めざしたいのは、成長型の方です。
努力する過程を楽しめる心を育てると、
多少の困難にもくじけず、
突破口を開こうと試行錯誤できる態度が育ちます。
その場合の目標設定は、
ちょっと難しいものがいいです。
※今のままでは無理だけど、ちょっとがんばれば達成可能なもの
がキーワードです。
そのためには、現状把握も必要なので、
そこは大人がフォローしましょう。
③未来をイメージできるもの
目標を達成したらどうなるだろう?
そんなイメージが目に浮かぶもの、
そのイメージにワクワクできるものがいいと思います。
目標達成後のイメージが見えないと、
モチベーションもあがりません。
※目標を達成できたら、みんながハッピーになっているかな?
が、キーワードです。
子どもの言葉で作る目標とは?
これらを網羅して目標をつくると、
抽象的な表現になりがちです。
行動につながる目標なので、
それらを具体的な言葉に直すことが必要です。
その時に『子どもの言葉』が重要になってきます。
私が担任時代、
子どもに目標を作ってもらったら、
「明るく、 仲がよくて、楽しいクラス」
というものがでてきました。
そこでこう訊いてみました。
「明るいなら、いつでも電気をつけるといいね。」
「楽しくなら授業中もおしゃべりするのかな?」
その後、
目標の言葉について、
何をどうすればそうなるのか、
ひとつひとつをはっきりさせていきました。
結果は、
◯笑顔でいられるクラス
◯ケンカをしないクラス
◯みんなで一緒に遊ぶクラス
となりました。
もちろんケンカもあったし、
レクがうまくいかないこともあったけど、
目標を振り返って、
「じゃあ、どうしたらいい?」
を考えられる学級に育ちました。
これは5年生でしたから、
そういうこともできたのかもしれません。
それでも、
上記の3つを先生が意識してアドバイスすれば、
3年生以上ならできると思います。
参考になれば幸いです。
読んでくださりありがとうございました😊
*この記事は2018年4月12日の記事を若干修正したものです。