「先生のためのセルフコーチング 自分への問い方次第で教師人生は変わる!」を読みました。自分への問いを効果的に行うことが大切です。
こんにちは
マナビツナグヒトのみこりんです。
「先生のためのセルフコーチング 自分への問い方次第で教師人生は変わる!」by大前暁政(明治図書)
を読みました。
自分への問いを効果的に行うことが大切です。
なぜ問いなのか?
学校現場の先生たちは、
多忙で自らを省みるゆとりがなかったり、
他者に相談できない悩みを抱えていたりする方も
多いです。
先生たちが生き生きと仕事に取り組めるために、
セルフコーチングを活用するとしたら、
どのようなことが重要なのだろうか?
そんなことを考えながら読むことにしました。
セルフコーチングで重要なのが「問い」です。
自分自身に問いかけることで、
自分で自分を振り返り軌道修正をしていくことができるからだそうです。
本書を読んで、
役に立つなあと思ったことについてを
以下に紹介していきます。
問いを使って自己イメージを高めよう!
まず、自分自身にどういうイメージを持っているか知ることが大事です。
なぜなら、人は自己イメージの通りの自分でいようとするからです。
これを利用すると、
自分がなりたいイメージを持つことで、
なりたいと思う自分に近づくことができます。
そのために自分に問いかけてみましょう。
例えば、
「自分はどんな教師ですか?」
「自分の授業はどんな魅力がありますか?」
「3年後には、どんな教師になりたいですか?」
「そのためには、今何をしたらいいですか?」
のように。
現状を知るための問いだけでなく、
理想の自分になるためにも上手に問いを使うと、
教師人生も変わりそうです。
教師としての自分を知ろう!
教員の資質とは・・・。
よくいわれるのですが、具体的には何のことでしょうね。
2005年の中央教育審議会の答申では、
次の3つを教師に必要な資質と位置付けています。
①教職に対する強い情熱
②教育の専門家としての確かな力量
③総合的な人間力
本書では、
「確かな力量」とは?に注目し、
教師ならではの専門知識や技能について
書いています。
授業力、学級経営力、子ども対応力など・・。
その上で、自分の得意を伸ばし苦手も克服するような
問いもありました。
教師は、すべての能力を満遍なく
身につけることが必要である・・と著者は書いています。
私は、そうは思わないけれど。
でも、専門性をどのくらい理解して身につけているかを
知ることは大切だと思います。
これからの時代を生き抜こう!
セルフコーチングのための問いの本・・・
と思いきや、
これからの教師にはこんなことが必要なんだ、
ということが書いてある本だと思いました。
2020年に新学習指導要領の本格実施となります。
私は、ここで、学校教育の方向や内容に対する考え方が
大きく変わると見ています。
すでにいまも変化は始まっています。
社会がこれだけ変わっているのですから、
そこで生き抜く人間も
人間を育てる教育も変わるのは必須です。
その時に、過去の慣習や価値観にとらわれていると、
新たな教育観の中では自身の居場所がなくなるのではないかと
危惧しています。
つまり、教師としての仕事人生を
生きることが難しくなるということです。
だからこそ、主体的に自らをバージョンアップさせられる能力が
これからの教師には必要だと思います。
本書に書いてあるように、
問いの力を利用すること、
自分で自分自身を高めていくこと、
それを日常的に行い、これからの時代を生き抜いて欲しいです。
私はこの変化が訪れる前に現場を退きました。
だからこそ、変化の大きさや
大切ではあっても実際に行うことの難しさも
よくわかっているつもりです。
そんな私だからこそできることはなんだろう?
それを自分に問いかけながら私もバージョンアップしていきたいです。
読んでくださりありがとうございました。
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