私は、2019年からコーチとして活動を始めましたが、
コーチングは教員時代に学んでいます。
その時はセッションはしなかったけれど、
コーチング的な関わりをすることで、
教師の仕事の質をグンと高めたと思います。
教師が、コーチングを学ぶといい!
私がそう思う理由をお伝えします。
教師の仕事にコーチングが役立つ2つの理由
教師の仕事は、ティーチング、
すなわち教えることが主です。
しかし、今は知識や技術の伝達だけが
教育活動ではありません。
むしろ、
子どもたちが主体的に課題を見出し、
その解決のために思考し、行動して行ける力を
育むことが求められています。
その際、
今までの「教える」技術だけでは、
これから必要な力を育てていくことは不可能です。
私は、教員時代に、
コーチングを学んだことで役に立ったことが
たくさんありました。
今日は、その中から2つ紹介します。
その1:聴く力が高まる
相手の話を聴くところから、
コーチングは、始まります。
この聴き方は傾聴という聴き方で、
カウンセリングやコンサルタントなど、
対人支援業務の方には必須の技術です。
聴くのも技術なのです。
私たちが、普段会話の中で行っている「聞く」とは違い、
「聴く」から「引き出す」にフォーカスした、
主体的な聴き方だからです。
このスキルを身につけたおかげで、
私は、一方的に伝えるコミュニケーションから、
子どもたち、先生たち、保護者たちから、
「聴く」ことを意識したコミュニケーションが
できるようになりました。
だからと言って、聴きっぱなしじゃないですよ。
教員は、先にも書きましたが、
ティーチングがお仕事です。
でも、そこに「聴く」ことを組み合わせるだけで、
子どもの思いや、意欲を引き出す関わり、教え方が、
できるようになっていきました。
管理職として、若手教員の指導にも関わった時も、
何が悩みなのか、何を解決したいのか、
そこに注意して話を聴くように心がけていました。
教員根性が先に立って、
アドバイス過多のこともありましたが、
みんな、立派な先生へと成長してくれました。
あ、元から才能あったんだと思います。
その2:人間理解に役立つ
聴くことをしていると、
自分とは違う相手の個性に気づくことが多いです。
コーチングでは、
同じ事実に対しても、
その人の個性によって、
「聴き方」「感じ方」「捉え方」「反応の仕方」などが、
変わるのだということを学びました。
子どもたちの中には、
怒りたいのに笑っちゃうという子、
甘えたいのに反抗しちゃう子、
などなど、
ストレートに感情や思いを表現することが苦手な子も
たくさんいました。
それを表面だけ受け取っちゃうと、
その子が本当は何を考えているのか、何を望んでいるのかを
理解することはできません。
コーチング的な関わりをすることで、
相手の反応を引き出す個性に目を向けることができ、
一人一人を理解する助けになりました。
コーチングを学ぶと、もっと教えることが楽しくなる
私が見てきた先生たちは、
子どもたちに教えるのが大好きな方ばかりです。
先生たち同士でも、教え合う文化が学校には根付いています。
そこに、「コーチング」というスキルが加わると、
もっと「教える」も楽しくなると思っています。
だってね、自分の話をちゃんと聞いてくれて、
自分の思いを一生懸命理解しようとしてくれる先生なら、
子どもは、信頼して、ついていこう、と思えるんですよ。
子どもたちとそういう関係が作れたら、
「教える」お仕事がもっと楽しくなると思いませんか?
私は、とても楽しかったですよ。
学校の先生のためのコーチング講座始めます
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読んでくださりありがとうございました。