授業や生徒指導などで、
子どもたちに一生懸命働きかけても、
思うように反応が返ってこない。
そういうことも悩みの一つです。
どうしたら子どもの心に響くのか?よくあるお悩み3つ
学校の先生だからこそ、
子どもたちの指導や支援において、
頭を悩ませていることの中から、
よくお話を聞くものを3つ書いていきます。
その1:なぜこうなっちゃうの?伝わらないもどかしさ
まずは「伝わらない」。
一生懸命に伝えようと思って働きかけたのに、
ちっともわかっていなかった・・・。
そういうことがよくあります。
「あっれだけ、言ったのに、なんでわかってないの?」
「さっき、言ったばかりなのに、どうしてこうなっちゃうの?」
って、
ついつい、言葉に出てしまうこともあります。
だってね、
先生は、子どもたちにちゃんとわかって欲しいんです。
その上で、考えたり、行動したりして欲しいんです。
だから、よくわかるように、
あの手、この手を工夫して伝えているのに、
なんで伝わっていないんだろう・・・。
自分の伝え方が悪いのかな?
って、悩んじゃうんです。
その2:もっと答えてほしい!響かない焦り
こちらは、
小学校でいうと高学年に多いお悩みです。
低学年だとね、
こういうのはあんまり悩みません。
だって、まだわからないんだろうから
仕方ないよね、って流せます。
でも、高学年になってくると、
結構深いコミュニケーションもできるので、
ちょっと高いレベルの要求をしてしまうこともあります。
私もよくありました。
もっとできる、もっとわかるはず、
そう思うから、
いっぱい期待して働きかけちゃいました。
でも、
打てども響かない、
反応が返ってこない、、、、。
こういう時は、焦ります。
焦りを通り過ぎると、無力感にもなっていきます。
自分の指導が相手に響かない、
これも先生にとっては堪えるんです。
そんな時に、
突然ある子どもが、叫んだんですよ(私の経験談)。
「僕たちだって、一生懸命にやってるんだよ!!!」って。
見えなかったんです、
彼らの必死さ。
その3:何を考えてるのかわからない・・・
無表情で、反応が少なくて、
感情の言葉をあまり口にしないお子さんもいます。
そうすると、
「この子は何を考えているんだろう?」
と気になります。
また、
突如態度が豹変したり、
言っていることがコロコロ変わったり、
ヘラヘラしていてつかみどころがなかったり、
そういうお子さんもいます。
そういう時も、
「この子は何を考えているんだろう?」
と気になるのです。
心のうち、行動の原因を理解できないと、
歯がゆさを感じるのです。
なぜ、先生は子どもに響かないと悩むのか?
3つほどよくあるお悩みを書きました。
子どもとのコミュニケーション、
本当に悩んでいる先生たちは多いです。
なんでかな?
私が知る限りでは、
そういう先生たちは、真面目で熱心な方達です。
自分が関わる子どもたちの良さを見つけ、
伸ばしたいと考えている方達です。
誰よりも、目の前の子どもたちを
理解したいと思っている方達です。
自分がなんとかしたい、なんとかしなきゃって思うから、
自分の手に負えない子どもの心や行動に対し、
悩み、解決を探すのだと思います。
一生懸命だからこそ、
熱心だからこそ、
先生方は悩んでいるんです。
答えは、子どもの中にしかないのです
私がコーチングを学んでよかったことの一つに、
相手の課題と自分の課題を切り離すことが
ありました。
話が伝わらない、、、、
これに関しては、
伝えるように努力するのは私の課題ですが、
理解しようとするのは相手の課題でもあります。
響かない、、、、
これに関しては、
もしかしたら見えてないだけかもしれません。
響くかどうか、心が動くかどうかも、
相手の心しだいなのです。
響いても、それを見せないかもしれないし、
今は響かなくても、
いつか思い出して、気づくこともあるかもしれないのです。
自分と相手は違うのだということ、
答えは相手の中にしかないのだということ、
これはコーチングの原則でもあります。
それを知ってから、
自分ができることは努力しながらも、
結果は相手が決めるということを
受け止められるようになりました。
だから、学校の先生も、コーチングを学ぶといい
相手のことがわからない、、、。
これも、コーチングを学ぶと、あまり悩まなくなります。
「理解できない」というのは、
自分のわかる見方で捉えようとしているから、
ということに気づくからです。
そもそも、人のことはわかりません。
でも、相手の話に耳を傾け、
相手の様子を観察することで、
そのままの相手を知ることはできるようになります。
その聞き方も、コーチングで学びました。
おかげで、
今、私は理解できない子どもたちとも一緒に
学校生活を過ごしていますが、
誰もかれもが可愛くてなりません。
みんな違うからみんないいんだ。
(問題行動もあるけれど・・・涙)
それが大事なんじゃないかなって思っています。
とはいえ、
まだまだ、自分が出てしまって、
そこの境地にはたどり着けていないのが残念・・・。
「教える」をもっと「楽しく」するコーチング講座
学校の先生たちが学んで、即使える講座、
それを目指して作ったのが、
「教える」をもっと「楽しく」するコーチング講座です。
相手の行動を促すコミュニケーションスキルである「コーチング」。
学校現場でも役立つ、このコーチングスキルを、
私はこれからも先生たちに伝えていきたいのです。
体験型で、即使えるノウハウもお伝えします。
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詳しくは、こちらの記事をお読みください。
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令和2年2月24日(月)10:30~12:30(募集中残席1)
令和2年3月8日(日)10:30~12:30(募集中残席2)
令和2年3月27日(金)18:00~20:00(募集中残席1)
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