3月2日より全国の公立小中学校が休校に!!
先週末、このニュースがどれだけ多くの影響を与えたか、
どれだけたくさんの方の不安を煽ったか、
そして、
どれだけ、新たなサービスが生まれたか・・・。
私も一つ提案をします。
お家日課表を作ってはどうでしょうか?
家に1日中いられる、
学校に行かなくていい、
大喜びしているお子さんも多いことでしょう。
現在は一般家庭にもSNSが発達しているので、
外に行かずとも、
バーチャルワールドで友達と繋がることもできます。
現に、今打ち出している休校で自宅にいるお子さん向けのサービスは、
オンラインでの提供がほとんどです。
外で人と濃密に(?)接しないように、
という論を守るとなると、
また、公共施設も休館となると、
お家でのIT環境に頼るしかありませんものね。
そうなると、ちょっと心配なのが、
生活習慣、学習習慣の乱れ、
学力の不足です。
平常ならば、3月は学習の追い込みと、
1年間の学習のまとめの時期です。
ここで、しっかり復習することで、
次年度のカリキュラムへの移行を図るわけです。
それが、学校内では不可能となった今、
自宅での学習にその役割が求められていると言えるでしょう。
おそらく、どの学校でも、
家庭学習用の課題がどさりと出ていると思います。
しかし、それをどのように進めるかは、
家庭の判断によるので、
家庭でもカリキュラムマネジメント(のようなもの)が
必要になります。
だから、お家でも日課表を作ってはどうでしょうか?
というご提案なのです。
学校での日課表の役割
学校にも日課表があります。
これは何のためにあるかというと、
1年間で必要な学習時間を漏れオチなく確保するためです。
また、時間毎の学習内容をしっかりと行えるようにするためです。
小学校では1単位が45分、中学校では50分で
計算されています。
毎日5時間の授業がある学年だと、
1週間に25単位分の学習を行う。
その内訳を日課表に入れて割り振っているのです。
便宜的なものではありますが、
集団生活の場では、
一律にこの枠を決めることで、
誰もが守れ落ちないように
学習時間を確保できるようにしているのです。
もう一つ理由を挙げるとすると、
時間を見て動けるようにするため、
というものもあります。
学校によってはチャイムではなく、
時間を見て行動するところがあります。
1日の限りある時間を、
有効に使えるように時間を計って行動する習慣を
培っているのも理由の一つなのです。
お家日課表の作り方
では、お家でも
タイムマネジメントの一環として、
漏れ落ちなく学習を進める手段として、
日課表を作ろうとする場合のポイントをお伝えします。
ポイント1:基準を決める
基準とは、1時間を何で決めるのかということです。
学校では、1単位時間が45分です。
間に休み時間を入れています。
大体が、午前中に4時間、午後に1~2時間入れています。
お家の場合の単位時間をどうするかを
決めることが大事です。
また、時間ではなくて課題の量で決めるのも
一つの方法です。
例えば、プリントの枚数、ドリル等のページ数など、
一つの区切りとなる課題の量のことです。
ポイント2:内容を決める
内容を日課の中に当てはめていきます。
学校では、
午前中に思考や集中を要する学習を入れています。
それは午前中の方が学習の能率が良いという
考えから来ています。
午後はどちらかというと、
リラックスしてもできる内容を
選択することが多いです。
ご家庭の場合は、主要教科を行うことが多いと思いますが、
図工や読書、音楽、お家でできる運動があれば体育、
家庭科、外国語、探究的な学習など、
取り入れると
お子さんも楽しめると思います。
体を動かしたり、動画教材を使ったりできるのも、
お家日課表の利点です。
そうそう、Eテレを活用する場合は、
それを始めから日課に入れるというのもよくある手です。
ポイント3:お子さんが自分でも守れる内容にする
作る場合は、
その目的をお子さんと共有することが大切です。
多少のやらされ感はあるにしろ、
少しは自分のアイデアや希望が入っていた方が、
自分ごととして取り組めると思うからです。
まるっきり、学校と同じ必要にすることはありません。
何を重視するのかによって、
組み方も変わりますから、
その点をしっかり話し合って、
長い休校期間中も、
有意義に過ごせるようにしてほしいものです。
1ヶ月も休校ということは、
そうそう滅多にあることではありません。
この機会を上手に活用したいものです。
PDFの日課表、よかったら参考になさってください。
読んでくださり、ありがとうございました。
休校中も、子どもたちが安全で幸せな環境で生活できることを
心から願っています。