緊急事態宣言が出てから、もうすぐ3週間が経ちます。
3月から始まった、学校の臨時休業(一部除く)は5月6日まで。
その間、文部科学省からは休業中の注意点や児童への対応などの通知が数多く出されています。
最新のもの(4/23)は、児童の学習保障と心身のケアや特に留意すべき児童・家庭への対応、
再開後の感染者が出た時の対応となっています。
国内の感染状況からすると、5月の再開も厳しいんじゃないかなとおもうところ。
まあ、地域にも寄ると思います。
そういう状況からか、
オンライン授業実施に踏み切る学校も出てきたようですね。
もし、私が学校現場にいたらどうするか考えてみた
もし、私が今でも教頭だったら・・・と考えると、
自校のシステムやリソースを考え、
デジタル、アナログの手法を使って次の5つに取り組むと思います。
・子ども&家庭と学校をつなぐコミュニケーション
・最低限必要な学習の提供
・学校の安全確保のためのルール作成
・職員の研修
・できるだけ確実で最新の情報の取得と共有
現場では、すでにどれもやってることだと思いますが。
変化する情勢に合わせた対応で、
忙しい日々を送ってらっしゃることと拝察します。
まだまだ続く激動の日々に備え、お身体を労って欲しいところです。
学校や家庭の環境によって、できることは違います。
だから、誰かの事例や理想の解答を唯一解と捉えず、
できることを工夫して行うことが大切です。
それを考える際の視点を2つ紹介します。
何をするか、思考の整理のための2つの視点
重要性×難度 から考える
細かく「何」をやるか、「どう」やるかからスタートすると、
できる・できない条件がブレーキになって
発想が広がらないこともあります。
なので、やったらいい、やりたい、と思うことを
重要性と難度で分けて考えるといいと思います。
上の図の中に、やったらいいことなどをあてはめていきます。
それらの中で、優先して取り組むことは、
Aの重要であり難度が低いこと。
ここを中心に、
だんだんとBの重要であり難度が高いことへ、
手を伸ばしていくといいと思います。
さらに、
Cの重要ではないけど難度が低いものの中からも、
今後を考えると重要になりそうなものや
やっておいた方が困らなそうなものも、
Aの中に引き上げていくといいでしょう。
いろいろなことを同時に考えると混乱するので、
このようなマトリクスを使って整理すると
どこから取り組めばいいかわかりやすいと思います。
3つのキーワードから考える
教育とコーチングは手法や目的がちょっと違いますが、
共通していることもとても多いです。
そこで、コーチングの特徴であるこの3つのキーワードから
方法を考えるのはどうでしょう。
①双方向
先生と子ども、学校と家庭、など
一方通行ではなくて双方向のコミュニケーションが大事です。
学級経営や学習指導は、
常にこの双方向コミュニケーションで成り立っています。
しかし現状では、一方通行になりやすいです。
双方向を意識した情報提供や学習・生活支援となると
あなたの学校では何ができるか?
と考えてみるといいですね。
②継続性
学校教育もコーチングも、
ある期間の中で継続的に支援をしていきます。
コーチングでは、相手の目標達成(成長)をサポートするため、
相手に寄り添い、行動を促すことを継続して行います。
学校教育でも、子どもの成長過程において、
必要な知識や技能を身につけさせ、それを上手に活用していくことや、
集団の中での自分の生かし方、協働の仕方を教えます。
それは、継続的な支援あってできることです。
③個別性
コーチングは、個に応じた目標、手法から行動を促していきます。
学校教育の「個」は、個人であり、学年・学級の実態とも
捉えることができます。
一斉指導、集団行動が多い学校ですが、
その中にある個々の児童の実態を踏まえることが
大前提となります。
今まで通りの学級経営、学習指導は、
今年度は無理と考えた方が現実的です。
その場合、状況が変わっても、
これらのようなキーワードを意識して
方法を考えることもいいと考えます。
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外野が何を言う!
と怒られそうですが、少々実態も想像できる外野です。
何かしらお役に立てばいいかなって思って書いてみました。
学校の先生も子どもたちも、少しでも充実した教育に向かえるよう願っています。
こういう記事も見つけました。
読んでくださり、ありがとうございました。
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