休校が長引き、先が見通せない今、
ITを使って子どもたちとコミュニケーションをとる試みを行う学校が増えてきたようです。
元同僚からのお声かけで、
小学校で「YouTube教材」を作る研修をしてきました。
小学校で「YouTube教材」の作り方、教えてきました
先週の木曜だったか、、、
元同僚から一本の電話がかかってきました。
「みこりん先生、YouTuberでしたよね?」
そ、そうでした。
いや、あんまり自覚はないんですけど、
みこりんチャンネルとか、朝の会とかやってます。
電話の用件は、まさにそのこと。
学校でもYouTubeを発信したいんだけど、
どうやっていいのかがよくわからない・・・
というようなことで、
何を話したのかはよく覚えていないのですが、
「YouTube教材の作り方」研修を行うことになっちゃいました。
そうそう、
「iPhoneとかiPadがあればできちゃうよ。」
この一言が刺さったようです。
「それならできそう、、、と一気にハードルが下がった」
と言ってました。
電話があって、5~6日後には研修やってるって、
我ながらスピード感がすごいなあと感心してます。
今は職員が交代で出勤しているから、
ということで、5~6人に教えればいいのね、
って気軽に行ってきました。
そうしたら、他の学校の校長先生も見にいらしていて、
げげ、一気にハードル上がる!
と言いつつ、知っている方だったので
やっぱり緊張感なく研修しちゃいました。
はじめに、ざざっと講義をして、
40分くらいは実際に教材を作っていただきました。
私用の端末を使うことはできないので、
学校用のiPadを使ってのワークでした。
iPadのiMovieで編集するのですが、
ほとんどが始めて使う、というのにも関わらず、
さすが先生たちは、短時間で使い方も習得し、
1教材仕上げることができちゃいました。
楽しかった~~っと言っていただけて私もありがたい。
(でも、ちょっと密になっちゃったのが心配)
作業の後は、手洗いうがいをしっかりしましょうね!
iPhone、iPadで簡単に作れるYouTube教材の作り方
それでは、ここで
iPhone、iPadで簡単に作れるYouTube教材の作り方も
簡単に説明します。
これは、学校の先生たちが、
自分の学校の生徒さんたちに向けて作る教材の作り方です。
商業用とかブランディング用ではないことを
あらかじめお伝えしておきます。
主体は見る人である
作る前に、先生方に話したのは、
見る人が主体であることを意識してほしいということ。
YouTube教材は、見るものに強制を強いることはできません。
見たければ見るだろうけど、
見たくなければ見ない、という選択もあるんです。
だから、見る人にとってどういうメリットがある動画なのか設計して
作ることが大事なんです。
そのためのポイントが4つあります。
①見たいと思えるようなメリットがあるか
②見る人にとって、そのメリットが伝わる構成になっているか
③見た後に、なんらかの行動につながるようなゴール設定をしているか
④最後に何か得られるものがあるか
既存の動画教材のよさを生かす
動画教材は、
大きく捉えて2つの方法が見られます。
1つは、実演型。
これは、学習のプロセスがわかる、先生の顔が見えるというよさがあります。
反面、黒板の文字や図などが小さくてスマホなどでは見づらいこと、実演者のスキルが必要であることが課題となります。
もう1つは、プレゼン型。
こちらは、画面が見やすく記憶に残りやすい、顔が映らないので誰が作ってもいいというよさがあります。
反面、メッセージ性は弱い、見る方にとってのメリットが必要になります。
先生たちは、話すことは長けているので、
両方のメリットを組み合わせて作るといいと思います。
ただし、時間は長くしないこと。
1本を短く作って、数を増やすといいでしょう。
教材を作る手順
では教材を作る手順を説明します。
①企画をつくる
教材の目的、伝えたいことが何かをはっきりさせ、
それがどうすればよりよく伝わるか、内容を考えていきます。
全体の長さや、使う道具、場所、役割分担などもしておきます。
②フォーマットを作る
動画に使う型を作る、ということです。
例えば、表紙、見出し、終わりなどの型があると、
見ている方には流れがわかりやすいです。
また、作る方も、それに則っていくといいので
作ることに悩まなくなります。
③動画を撮影する
撮影のポイントとして、
・画面をシンプルにすること
・構図や明るさに注意すること
・人が喋る場合は笑顔を意識すること
・話すスピード声の大きさ、はっきりと聞き取りやすいようにすること
・間を入れると、印象付けに役立つ
④編集する
作った動画などのパーツを繋げる作業です。
タイトル文字を入れたり、アナウンスを入れたり、
音楽を入れてもいいでしょう。
いらない部分を削って、全体の時間を調整します。
iPadにはiMovieが入っているので、
これを使うとこの端末だけで完了します。
音楽を入れるときは著作権が発生するから、注意が必要です。
iMovieの中の効果音などは安心して使えます。
⑤YouTubeにアップする
完成した動画を、そこからYouTubeにアップすることも可能ですが、
学校の場合は、セキュリティの関係上、パソコンに一旦取り込むことがほとんどだと思います。
その場合、動画に落としてからパソコンに取り込み、そこからYouTubeのサイトに投稿します。
この時の注意点は、
公開スケジュールと公開の範囲をどうするかです。
特に、範囲は、学校関係者にしか見せたくない場合は、
限定公開にしてそのリンクを記録しておきましょう。
限定公開だと、リンクを知っている人だけが
その動画を見ることができるのです。
そんな流れを、YouTubeにアップしました。
最後に一言♫
完璧をめざさないことも大事です。
子どもたちのためにも、ぜひ挑戦して欲しいです。
私の動画もボロボロですが、
それでもめげずに公開しています。
やっていくことでわかること学べることもあるはずです。
今、自宅学習中の子どもたちは、YouTubeをかなり見ていると聞きます。
既存の動画とは違う、先生ならではの動画を
子どもたちにプレゼントしてはいかがでしょう。
オンライン講座だってやってみるといい!
オンライン講座、、という選択肢もあるでしょう。
それだって、わからない、、という前に、
何か自分で受けてみるといいですよ。
今は、あちこちでオンライン講座やっていますから。
動画教材との大きな違いは、
双方向のコミュニケーションをしながら学べるということです。
私の先生向けコーチング講座は
4月中は3000円を1000円で提供しています。
コーチングの知識やスキルを学ぶとともに、
オンライン講座とは?を体験することもできますよ。(宣伝です、笑)
この期間、できることをコツコツやっていきましょう。
読んでくださり、ありがとうございました。
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