「働き方を変えることへの不安や、退職への迷いはなかったのですか?」
所属しているコーチングプレイス の勉強会で、
私のセカンドキャリアについてお話しする機会をいただきました。
それに際して、先生を辞める決断についての不安、迷いがなかったのかというご質問をいただきました。
辞めることへの不安や迷いね、、、もちろんありましたよ。
先生を辞めることへの不安や迷いはありました
先生を辞めることに不安、迷いはもちろんあります。
だって、好きでなった職業だし、
大学卒業して30年間、他の仕事をしたことなんてなかったし。
不安というのか迷いというのか、このモヤモヤした気持ちは、
何が引き起こしているんだろう?
辞めるという決断をする前に、
そのことについて考えました。
そして私の場合には次の不安と迷いがあることがわかりました。
先生を辞めることへの不安
まず、不安としては、
主に仕事とお金についてがありました。
辞めちゃったら仕事はどうするのか?
という不安はとても大きかったです。
ずっと仕事をしてきたので、
働くという楽しみがなければ、すぐに老けちゃいそうだし。
まあ、好きなことをすればいいわよねとは思いましたが、
それではお金の面で困ることになります。
お給料をいただく以外の収入の道を私は持っていませんでしたから。
働かなくても余裕で生きていけますよ~~~っていうならいいけど、
働かなきゃいずれ生活は立ちゆかなくなります。
仕事とお金をどうするのか?
これは不安以外のなにものでもありませんでしたね。
先生を辞めることへの迷い
迷いは不安とはちょっと違うと思いました。
怖さはないけど、引き止める何か、
それはなにかというと、
この仕事にはもう戻れないということです。
先生という仕事、好きな仕事で天職と思っていました。
せっかく教頭にもなったのに、その身分を捨てることも
やっぱり引っかかることがありました。
まだやれることがあるかもしれないのに、
ここで辞めちゃったら後悔しないのか?
それについてもなんども自分に問いかけました。
先生を辞めたあとの未来を見たいという気持ちが強かった
それでも、結局は「辞める」という決断をしてしまいました。
それには簡単には説明できないくらい、色々な理由がありました。
その一つが、違う未来を見たかったというものです。
教頭先生になったということは、
その先、校長先生になる気があると見做されていました。
確かに、最初はその気だったんですよ。
でも、ある日ふと、その未来しかないのか?
と思ったら、すごく心がざわざわしたんです。
このまま、仕事を続け、勉強をして校長になって、
校長としてできる限りの仕事をして、それが終わったら・・・
とある程度先が見通せてしまった時に、
「そうでない未来も見てみたい」という気持ちが
強く湧いてきました。
何もしなければ、先に描いた通りの未来に行き着くでしょう。
もし、そうでない道を行ったらどうなるのかな?
それを試すのは、今しかないんじゃないのか?
「今の延長線上ではない未来を見たい」
この想いがどんどん強くなっていきました。
そして、それが「不安や迷い」を超えてしまったんです。
不安も迷いもある、
でも、ここで決めないことへの後悔を考えたら、
不安と迷いを吹っ切ろうという気持ちになっていったんです。
もし、先生を辞める決断をするのなら・・・
この記事を読んでいる方の中には、
先生じゃなくても、今の自分の仕事を辞めようかなと
悩んでいる方もいらっしゃるかもしれません。
辞めることへの不安や迷いを持っている方も
いらっしゃるかもしれませんね。
当時私は、不安や迷いを吹っ切ることに決めました。
いろいろ調べて、人にも相談して、
そして最終的に、最初抱えていた不安や迷いを手放して
前に進むことができました。
だから、不安、迷いがあるのならば、
そこにはしっかりと向き合ったほうがいいです。
好きなことをやりましょう!
なんて、安易には言いません。
なぜなら、それらに片をつけて初めてスッキリと前を向くことができたから。
他の人にどう思われても(いろいろ噂されました)、
うまくいかないことが多くても(自分ビジネスは苦労します)、
元気で楽しく毎日を生きていくことができます。
多少の苦労も気にならずがんばることができます。
先生を辞めて後悔するときもなくはないけど、
まだ見えない未来を作る毎日は充実しています。
不安があっても迷いがあっても、
それらにちゃんと向き合って、
自分が行きたい方向を決めることが大事だと思います。
コーチングはそのプロセスにも役立ちますよ。
自分を変えたい、そういう思いをサポートします。
読んでくださり、ありがとうございました。