私の肩書きの中に、フリーランスティーチャーというものがあります。
それは、どうしたらなれるのかとご質問をいただきました。
実のところ、こういう職はありません。
私がどういう意味づけで使っているのか、
どうしたらそれになれるのかについてまとめてみました。
やる気になれば、あなたにもできるかもしれませんよ。
フリーランスティーチャーとは何か?byみこりん
フリーランスティーチャーは、私の自己流の表現であり、
現在、こういう仕事があるわけではありません。
ただ、昨年、私が3校にまたがって先生としてお仕事をしていたので、
自分のことをフリーランスティーチャーと呼ぶことにしたのです。
実際の身分は、非常勤講師です。
県の名簿に登録し、そこから支援が必要な学校へと派遣されています。
今は同一校で、2種類の辞令をいただき働いています。
種類が違うので、同じ学校で働くのでも、
やる内容もお給料体系も違うのです。
その他に、学習ボランティアとして学校にお手伝いに行くこともあります。
今年は、コロナによりボランティアは自主的に中止しています。
加えて、キャリア教育の出前授業も行なっているので、
依頼があればその授業のために学校に出向くこともあります。
これらのように、自分が持つ資格や特技を生かし、
ニーズに合わせて学校で先生の仕事をしていることから、
フリーランスティーチャーと名乗っています。
フリーランスティチャーにはどんな仕事があるのか?
フリーランスティーチャーを、
「自分が持つ資格や特技を生かし、学校のニーズに合わせて教える」人と位置付けると、
色々な種類のティーチャーが考えられます。
大きく分けると、教育委員会に登録してそこから依頼される先生職と、
学校独自の仕組みやニーズにより依頼される先生のことです。
前者は、一部を除いては、教員免許が必要です。
講師として派遣される以上は、勉強を教えるという前提になっているので、
学校で教える資格として免許状が必要なのです。
そして、この教育委員会も、
都道府県と市町村とがあります。
どちらもそれぞれの自治体の教育施策に則り、
「○○に関する非常勤職員」という職を与えられ、
講師として学校に派遣されます。
働き方は、フル勤務と呼ばれる通常の勤務と同じ場合、
日数は同じでも時間が短い場合、
日数も時間も短い場合があります。
定期的なものと不定期なものもあります。
私は週に2日間8時間勤務を命じられている職と、
不定期に必要な折に1日7時間の勤務を命じられている職があります。
学習支援的な職や、特別支援学級児童のサポート的な職など、
職名によってと学校からの要望によって働く内容が決まります。
学校から独自に依頼される職は、
ほとんどがボランティアとしてのものです。
これも、有償もありますが、ほぼ無償と思っていた方がいいです。
内容としては、学習支援やゲストティーチャー的な役割が多いですね。
学校では自由になるお金がそれほどないので、
自治体からの補助金やPTAの補助金から謝金が支払われることもあります。
ですから、教育委員会依頼のものと学校独自のものでは、
身分も立場も内容も違いますが、
子どもたちにとってはみんなおんなじ「先生」です。
人によって来る時が違ったり、教えてくれるものが違ったりしても、
みんな「先生」なんですよね。
だから、いいんじゃない、フリーランスティーチャーで、
って私は思っています。
関わろうと思えば、これだけの先生のお仕事があるのです。
フリーランスティーチャーにはどうしたらなれるのか?
では、そのフリーランスティーチャーには
どうしたらなれるのか?
もし、教員免許を持っているならば、
自治体(都道府県もしくは市町村)にきいて講師登録をすると
すぐに
「~~やれますか?」と連絡がくると思います。
今は、若い先生も多いので、産休、育休の代替講師が慢性的に不足しています。
病気で休職する方もいらっしゃるし、施策に応じた職もあるので、
わがまま言わなければ何かしら仕事はできると思います。
自治体の広報紙をこまめにチェックすると、学校職員募集というものが
たま~~~に載っているので、それを確認するとよいです。
但し、教壇に立つというのは結構大変ですし、
それ相応の技術も必要です。
なので、職の内容はよく確認して受けた方がいいと思います。
学校独自のものは、公には募集されません。
学校の関係者を通じて声がかかることがほとんどです。
先生か学校コーディネーター(地域の方)とお知り合いになっておくと、
必要な時に声がかかりますよ。
私もよく、「戦争の話をしてくれる人」とか「農家の方」とかに
授業の中でお話をしていただけるようお願いしたことがあります。
キャリア教育もですが、このようなものは、
先生のニーズから出てくることがほとんどでしたね。
フリーランスティーチャーになれるかどうかは、
自治体や学校のニーズがあって、
そこにタイミングよく手を上げられるかというところが肝心です。
そうはいっても、誰も知り合いがいない場合は、
職歴なども提出しなければなりません。
やる気と資格・特技と、
もう一つ信頼に足る人間性も必要になるかなあと思います。
それは、子どもたちへの影響を考えると必要な条件だといえます。
だから、口コミは強いですね。
それでも、先生をやってみたい、という人は
お住いの自治体を調べることから始めるといいですよ。
先生をやってみたいなって思う方、
今はチャンスがたくさんあるので、探してみてくださいね。
念のため、正規の教諭として採用されるには、
都道府県の採用試験に合格することが必要なことを、付け加えておきますね。
読んでくださり、ありがとうございました。