50代の人間関係をどう整理していますか?
新たなコミュニティを作る人もいれば、
断捨離?のように狭めていく人もいるでしょう。
50代以降の人生も自分らしくいきていくには、
人間関係をどうとらえたらいいのでしょうか?
50代からの人間関係は断捨離したいと思う人が多い
50代からの人間関係をググると、
「断捨離」という言葉が出てきます。
つまりは、
今の人間関係をスマートに削ぎ落としていきたい、
という思いを見ることができますね。
この「断捨離」は、やましたひでこさんが提唱した哲学というか思想のようなものです。
断:入ってくる不要なものを断つ
捨:不要なものを捨てる
離:モノへの執着から離れる
の3段階を経て、
自分にとって不要のものを手放して、ものへの執着を断ち、
自分自身を見つめ直す機会にもなるといいます。
この「もの」を人間関係に捉えると、
不要な人間関係を断ち、人への執着から離れる、ということなのかな。
そういう欲求を持っている方がいるということは、
不要な人間関係に疲れちゃったり悩んだりしているってことなんでしょうね。
加えて、
退職や転職などで否応なく人間関係が変わる方もいるでしょう。
環境や生活スタイルが変わった時に、
それでも維持したい関係なのか、それともこの機に手放したい関係なのか、
そのことを見つめ直すのは大事ですね。
50代からの人間関係でめざしたいのはこの5つ
50代からの人間関係、減らしていく
と上に書きましたが、
増やす、新たに作るのも選択です。
私は、キャリアシフトしたおかげで、
新たな人間関係ができました。
と言っても、今までの関係を全て切り捨てたわけでもありません。
現に、今日は、元上司が定年退職されるということで
ご挨拶に行ってきたくらいです。
私が、50代からの人間関係でめざしたいと思うのは次の5つです。
50代からの人間関係でめざしたいこと1:誰といるかが大事
1つ目は、誰といるかが大事ということです。
「自分は、よく一緒にいる5人の平均である。」といわれています。
私は、独立してからコーチや個人事業主の方と一緒にいることが増えました。
話も合うし、色々相談することもできます。
自然と共通の話題、価値を持つ人が仲間になるんだなと実感しています。
誰といるか、誰といたいかは、
自分がどうありたいのかを考えて選ぶことも大事なんだと思います。
50代からの人間関係でめざしたいこと2:3種の人的ネットワークを意識する
2つ目は、3種の人的ネットワークを意識することです。
これは、「ワークシフト 」byリンダ・グラットンの中で、
未来の人間関係として示されている人とのつながりのことです。
まずは、同じ志を持ち協力し合える仲間である「ポッセ」。
次に、ゆるいつながりである「ビックアイデア・クラウド」。
そして、親密で安らげる仲間である「自己再生のコミュニティ」。
詳細は、本書をお読みいただくのがいいと思うので省きます。
私は、この3種のネットワークを意識するようにしています。
SNSでつながっている方も多いのですが、
そういう関係からアイデアや刺激をいただくこともあります。
しばしば仕事や学びを共有する仲間や
久しぶりに会うだけでもすぐに安らげる友人など、
全て欠かせない人たちです。
「ワーク・シフト 」リンダ・グラットン著(プレジデント社)
50代からの人間関係でめざしたいこと3:ストレスになる付き合いはしない
3つ目は、ストレスになる付き合いをしないことです。
全ての悩みは人間関係、ていうほど、
人間関係から生じる悩みは多いです。
職場、家庭、地域、趣味のサークルなどで、
対するだけで胃が痛くなるようなストレスを抱える相手がいた場合、
そこでの活動が途端に負担になりませんか?
若いうちは仕方がない、、と私も我慢していましたけど、
50にもなったら、もうそういう人とは付き合いたくないなと
思うようになりました。
おかげさまで、今はストレスフリーです。
何かをしなくても自然に離れられたので
居場所を変えると付き合う相手も変わることを実感しています。
50代からの人間関係でめざしたいこと4:自然に任せることも大事
4つ目は、自然に任せるということです。
無理に仲間を作るとか、逆に離れるとか、
私としては痛みを伴うことがあります。
特に、転職やキャリア自体をシフトした場合、
前職の人との付き合いを断つという人もいます。
不要な人間関係を整理するという人もいます。
私も職場や趣味が変わると
人間関係が変わることを経験しています。
でも、離れた相手と、また何かの縁で繋がることもあります。
だから、無理に関係をどうこうするよりも、
自然に任せておけばいいんじゃない?って思います。
私はあまり付き合いが良いタイプではないので、
疎遠になっていく人も多いです。
来るものは拒まず去る者は追わず、です。
ちょっと寂しいなあって感じることもあります。
50代からの人間関係でめざしたいこと5:感謝しよう
5つ目は、感謝の気持ちを持つということです。
50代からも交流できる友や仲間、先輩、後輩など、
何かしら学ぶことがあったり、影響し合うことがあったり、
一人では何もできないなってことを感じさせられます。
だからこそ、その存在には感謝したいものです。
自分の周りには、感謝できる相手ばかりだと想像すると、
自分がとても幸せな人間だって思えませんか?
いつも、心の中に「ありがとう」を持ち、
周りの人に接したいものです。
50代からの人間関係を整理することで充実の時間になる
50代からの人間関係、整理、断捨離、、、という観点よりも
自分や相手の時間を充実させられる関係づくりを考えたいです。
ハーバード大学の心理学者である、
ロバート・ウォールディンガー教授らが、
成人発達の研究および追跡記録において、
興味深い結果を導き出しています。
それは、
80歳になった時に、最も幸せを感じていた人、
最も健康を維持した人というのは、
50歳までに幸せな人間関係を築いた人なのだそうです。
つまりは、良好な「人間関係」こそが、
人の幸せ感や健康に影響を与えるということなんですね。
人生後半も幸福感を持ち暮らしていくためにも
50代の人間関係は重要なのです。
私も、付き合いが悪い、なんて言っていないで、
周りの方の存在に感謝しながら、
ストレスなく充実した関係づくりを心がけたいです。
読んでくださり、ありがとうございました。