こんにちは
マナビツナグヒトのみこりんです。
先日、ある保護者から問われました。
「若い先生達は、校長先生や教頭先生が教えているのですか?」
うーん。
確かに、校長は校長の立場で、教頭は教頭の立場で、
それ以外の教職員も先輩として、専門職として、教えることはあります。
でも、一番大事なことを教えているのはね。
誰が教師を育てているのか?
ずばり、子ども達だと私は思っています。
ほとんどの教師が、自分が言ったことにこども達がどういう反応をするのかを見ながら、
次に言うことやすることを考えています。
「どうすれば、子ども達にとってよい学習となるのか?」
「どうすれば、子ども達が問題を解決していけるのか?」
「どうすれば、子ども達が主体的に物事へ取り組んでいけるのか?」
常に問い続け、試行し、その反応を見ながら修正する。
それを繰り返しながら、自分なりの指導技術を培っていくのです。
子どもから学べる教師はとてもよい教師になります。
『我が師は子どもである。』
そう思い、子ども達に敬意を持ち、学べる教師が伸びていきます。
子どもに学べる教師は、子どもとの関係作りも上手です。
子どもの気持ちを理解し、その子どもの力を伸ばそうとするのですから、
子どももその先生が大好きになります。
ちょっとくらい叱られても、ちょっとくらい失敗しても、
自分を一生懸命見てくれる先生だと思えるならば、
子どもはその先生を信頼してついてきます。
いい関係が作れれば、
授業だって、係の仕事だって、一生懸命にやります。
だって、先生に褒めてもらえるのが嬉しいから。
先生が喜ぶ顔を見ると自分も嬉しくなるから。
それじゃ自立にならないのでは?
と心配もあるかもしれませんが、
小学校の中学年くらいまでは、
思いっきり甘えられる存在が必要です。
自分を見てくれる人、愛してくれる人の存在が
何よりも安心感・安定感につながります。
のびのびと自分を発揮できる環境の中でこそ、
子ども達は自分の力を発揮することができるのです。
ホッとできる教室は、子どもを育てていくための豊かな土壌とも言えるのです。
まとめ
「子どもから学べる教師」
「子どもとの関係作りが上手な教師」
ここに共通しているのは、子どもの心の目線に立って接する姿勢だと思います。
もう1つは、子どもにとってのよい教師になりたいという思いです。
これは私の考えなので、違うという意見もあるかもしれません。
但し、子どもと教師が心からの笑顔を見せる教室は、
いつも温かく、前向きな姿に満ちています。
教師を育てるのは子どもと教師自身です。
読んでくださりありがとうございました。