こんにちは
マナビツナグヒトのみこりんです。
本当に伝えたいことがある保護者との面談で、
心がけていることがあります。
それは、まずは相手に話をさせることです。
その理由は2つあります。
容量をあけないと話は入りません
水が一杯に入っているコップに、
更に水を注いでも、水はあふれてこぼれるばかりで、
ちっとも中にはいりません。
話も同じです。
思っていることを外に出し切ると、
心の容量が少し空きます。
そこに、伝えたいことを、
こぼれないように気をつけながら、少しずつ注いでいくのです。
人によっては、容量がすぐいっぱいになってしまう人もいらっしゃるので、
途中でも中身を外に出しながら、次の話を入れていくこともあります。
いずれにしろ、
入るだけの容量を空けてからでないとどんなことを話しても入っていかないのです。
聴いてもらえた体験を作る
話を聴く、これは傾聴という形をとります。
相手が言いたいことを相手が言いたいように話していただき、
それにひたすら耳を傾けることです。
私の考えや意見は途中で挟みません。
聴くときは、共感的な態度になるよう努めています。
相手が少しでも話しやすいように、
相づちをうったり、語尾を繰り返したりします。
相手の話を引き出すために、もう少し詳しく話して欲しいと頼むこともします。
そうすると、相手の態度や表情が変わってくるのが見えるのです。
始めは警戒している様子に見えても、
言葉が滑らかになりするすると話が進みます。
だんだんと本音に近い話も出てきます。
ここまでくると、こちらの話も少しは入りやすくなります。
短い時間でも聴いてもらえたという体験が、
心の扉を少し開くのです。
相手との距離を少し縮めるためにも、
まずは相手が満足するまで話を聴くことが大事だと思っています。
まとめ
相手に伝えたいことがあるのならば、
相手が聴いてくれる体制をとらなければなりません。
相手が聴きたくないと思ううちは、何を話しても伝わりません。
その体制を作るために、遠回りなようでも確実なのが「聴く」だと思っています。
読んでくださりありがとうございました。