ユニセフ・イノチェンティ レポートカード14:日本版を読んで思うこと

こんにちは

マナビツナグヒトのみこりんです。

6月に発表されたユニセフ・イノチェンティレポートカード14

日本語バージョンが出ました。

巻頭レポートは、あの阿部彩さんのご執筆。

我が国の子どもの貧困、国際的な指標に表すとどういう状況なのか?

決して楽観できる結果ではありませんが、国際的にも高評価な面もありました。

分野別の日本のランクはどうなっているか

ここでは、先進諸国(41カ国)の子どもの幸福度/生活の質(well-being)を持続可能な開発目標の

10のゴールを表す分野に分けてデータを提示しています。

データが揃っていないものに関してはランク付けができないこと、

全てを網羅しているわけではないということを鑑みて見ていくことが

大切だということです。

とはいえ、ある面を映し出す事実は揃っていることから、

先進諸国と比較した日本の状況を把握するためには有用と思います。

以下、分野別(総合)の結果です。

(1)貧困の削減 23位

(2)飢餓の解消 1位

(3)健康 8位

(4)質の高い教育 10位

(5)ジェンダー平等 ランキングなし

(6)質の高い就労 1位

(7)格差の縮小 32位

(8)持続可能な都市と住環境 33位

(9)責任ある消費と生産 36位

(10)平和で包括的な社会 8位

1位という高い項目がある反面、30位以下の項目もあります。

人間らしい生き方をする上で、何が日本に足りないのか、

考えさせられる結果だと思いました。

 

何が幸福度を阻害しているのか?

ランクが低いところから課題をざっくり読み解くと、

・子どもの貧困率が高い。それを削減する対策が不十分である。

・所得格差がある。所得格差の影響が学力差に表れている。

・大気汚染など環境面の整備や取り組みが不足している。

・環境問題への意識や取り組みが不十分である。

個人的な感覚として、

他者や環境について意識の差が大きく、冷ややかな対応が成されているように見えます。

直接的な、対策はもちろんですが、

もっと自分事として捉え、政策として何をすべきか、地域でできる工夫はないか、

そういう意識を育てていくことも課題なのではないかと感じました。


ざざっと目を通しただけなので、もう少し読み込んでみようと思っています。

読んでくださりありがとうございました。

日本版を閲覧するにはこちらから。

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この記事を書いた人

みこりん