こんにちは
マナビツナグヒトのみこりんです。
先日書いた、子どもの見方の記事です。
ここでは、
ありのままの姿を見ることで、
子ども本来の姿に気づくこと、本来の能力をのばすことについて
書きました。
「子どもを見る」ことについては、
もう1つ大切な意味があると思っています。
それは、「見守る」ということです。
ある教師がこんなことを言っていました。
「私は、ただ見守るだけなんです。」
その教師は、子どもに対し手を抜くことなく、
いつも丁寧な指導をしている方です。
その人にとって「見守る」というのは、
指導するためには、その子に関する事実を把握していることが大切、
という考えからの行為でした。
この言葉の意味には、
「見る」と「守る」の2つが含まれています。
「見る」とは目でじっと見ること
「守る」とは、保護する、〜から防ぐことに加え、大事にするという意味もありました。
「見守る」行為には、これらの意味が込められているのだと感じました。
子どもにとっても、「見守る」目があるということは、
★いざという時に保護してもらえる
★気持ちが下がった時に励ましてもらえる
★うまくいくように応援してもらっている
そんな安心感につながるようです。
身の安全が確かな場所では、人は安心して自分をさらけ出すこともできます。
見守ってもらえるだれかがいることで、自分の存在価値を、再確認することもできます。
「私は、ただ見守るだけなんです。」
この学級の子どもたちは、とてものびのびと自分を表現しています。
やり過ぎもあるけれど、子どもが育つ土壌ができていると思います。
「見守る」がもつ効果。
地味だけど、子どもが育つためには欠かせない条件を作るものなのです。
読んでくださりありがとうございました。