明日の太鼓打ちへ〜ベースが大事〜

こんばんは

マナビツナグヒトのみこりんです。

実は・・・のお話です。

以前、和太鼓をやっていた時のご縁で、

日本太鼓ジュニアコンクール予選の

審査員を務めていました。

仕事が変わって忙しくなって

太鼓から遠ざかってしまったものの、

相変わらず声をかけていただくので、

今年も審査のお仕事をしてきました。

今日の審査を通じて大事だなあと感じたことがありました。

なので、褒めるだけではなく、

ちょっと厳しいところもつついてしまいました。

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それはベースの大切さです。

子ども達の演奏を見ていると、

華やかな振りや難しいリズム、旋律を、

見事な動作で打ち抜いています。

それはそれで、魅せられますし、

レベルの高い演奏だなあと思いもします。

でも、足りない!

なにがって?

楽曲の底を支えるベースがです。

組太鼓の演奏では、

基本的に締め太鼓が全体のリズムを引っ張ります。

この音が乱れると、

どんなにいい旋律でもあっという間に崩れます。

見た目がかっこ良くても、華やかな音を連ねても、

ベースがないと上っ面の表現になってしまいます。

家で言うと土台、花で言うと根っこ、人体で言うと骨です。

だからこそ、難しいし、

楽曲がどんなに流転していこうと、

1つの作品としてのまとまりを形作ってくれます。

目をつぶってても、曲想が変化しても、

変わらずに耳に残るリズムやフレーズ、

それがベースです。

ベースは地味です。

でも、仕上がりの質を決めるのも

このベースがあってのことだと思います。

和太鼓組曲に「モノクローム」という曲があります。

これは、聞こえるか聞こえないかくらいの

締め太鼓のリズムから始まる曲です。

ベース。。。と言う言葉からイメージしたのが

この曲です。

まだ、検索すれば聞けるので、

興味がある方は聞いてみてください。

モノクローム(by石井眞木)

img_0503
審査員はとても責任が重い仕事です。

一生懸命、それこそ血のにじむような努力をしてきた

子ども達の演技に対して、

点数をつけ、勝敗を決する役目です。

ここで最優秀の団体が、

全国大会への切符をつかむので、

その重さはなおさらです。

だからこそ、ちょっと辛めのメッセージを

送りました。

まだまだ伸びる子ども達です、

来年の大会でどんな成長を見せていただけるか、

楽しみにしています。
読んでくださりありがとうございました。

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この記事を書いた人

みこりん