こんにちは
マナビツナグヒトのみこりんです。
若手職員との話の中で、
「めざす授業」という言葉がでてきました。
だから、それはどういう授業が訪ねてみました。
彼なりのめざすところは「意欲」でした。
じゃあ、どうすれば「意欲を高められる?」
と訪ねたらしばし・・・。
そこで言いました。
「言語化するといいですよ。
具体的にすることがわかった方が理想へちかづきやすいから。」
しばらくしてでて来たのが「導入の工夫」でした。
そう思うなら、今後は毎回導入の工夫をするといいのです。
抽象的なイメージは頭のどこかにもち続けることは大事だけど、
具体的に行動できなければ現実は変わりません。
だから、「◯◯をする」をもっていた方が、
行動、そして変化につながると私は思っています。
私は何十年も授業をしていますが、
「めざす授業」に近づけたことはほとんどありません。
いつも、何かうまくいかない思いを抱え、
それでも、めざすものを追い続けながら授業をしてきました。
因みに私が心がけたことの一つが、
「静と動のバランス」でした。
毎時間、必ず「静」の部分と「動」の部分を入れるように、
授業を構成してきました。
意識すると授業にメリハリが生まれます。
例えば、算数の計算練習にしても、
◯問題の解き方をあれこれ予想する(動)
◯問題の解き方をじっくり考える(静)
◯自分の解き方と人の解き方を比べる(動)
◯解き方を言語化する(静)
◯練習問題に取り組む(静)
というようにするだけでオッケーです。
ここに、表現や具体操作や話し合いの活動を加えたり、
黒板だけでなくデジタル教材や具体物、図などを活用したりすると、
それこそ多重知性を盛り込んだ授業へと転化させることもできます。
だから、何か一つ自分の方針をもって、
それに沿って組み立てをするといいと思います。
めざす授業は、言語化と具体な行動から。
自分流が見つかるまで試行錯誤していくときっと理想に近づくと
思います。
読んでくださりありがとうございました。