〈被災された皆様には心より哀悼の意を表します〉
あの日から5年が経ちました。
メディアでは、関連のニュースや記事が切れ目なく流れています。
勤務校でも、
昨日黙祷の時間を設けました。
「何か話をしてください」と言われ、
悩んだ結果私が話したのは、
「何を記憶に留めるか」
ということでした。
悲しい現実はメディアが知らせてくれるので、
自分たちが「生きる」糧になるテーマを
選んで話しました。
小学校ですから、
子ども達の体験や理解力の差を乗り越える
ないようにしなければなりません。
どんな子が聞いても、
どこかに引っかかるフックを散りばめて
話すことを心がけました。
人々は不幸から多くのことを学び、
生きる力を培います。
失ったもののは取り戻せないけれど、
違う形でそれらを補い、
その分まで強く生きようとする智恵や努力を生み出します。
それは、暗闇を照らす一筋の灯り。。。
だから、
そこから学び互いに支えあって、
強く生きていくことが、
「震災を記憶に留める」ことになるのではないかと
そんな話をしました。
違う人が話したら、
違う話になったでしょう。
でも私には私のできること、
それを言葉にしたまでです。
夢や希望を持てる幸せに感謝しながら、
しっかりと生きていきたいものです。
読んでいただきありがとうございました。