私の目標の一つに、
「学校でコーチングを教える」というものがあります。
今年度キャリア教育の授業を行った学校で、
職員研修も依頼されたため、
「キャリア教育×コーチング」のテーマで講義をしました。
夢が少し進んだ気分で、
めっちゃめちゃ嬉しいんです!!
どんなことをしたのか、感想も含めて記事にまとめました。
コーチングについて小学校で教員研修を行いました
依頼をいただいた時は、
「コーチング」は依頼内容にはなく、
先生たちに役立つノウハウとして
私から提案いたしました。
「コーチング」については
学校ではまだ認知が低いので、
提案した時も学校さんの反応は
それほど積極的ではありませんでした。
それでも興味を持ってくださったことと
楽しく学べる内容をということだったので
本来の依頼内容であるキャリア教育に
コーチングをかけ合わせる内容に仕立てました。
その内容は次の通りです。
コーチング教員研修の内容は?
約70分間の講義で次のことを行いました。
・未来を想像してスピーチする
・キャリア教育で必要な力は想像(創造)力
・思いを引き出すコーチング
・コーチング実演と構造について
・セルフコーチングワーク
コーチングについて
まだ積極的に関心が寄せられているわけではないため、
楽しめるワークや実際のセッションを通じて
体験しながら学ぶ内容にしました。
キャリア教育については、
新学習指導要領に
「キャリア形成と自己実現」とあるため、
未来を創造するために必要なのは想像力であると話しました。
加えて、小さな成功体験を重ねていくことが、
そのねらいにも通じるとして、
問題解決力を切り口に、
それを引き出すコミュニケーションスキルである
コーチングの説明をしました。
ワークは楽しく、講義はしっかりと
意識を持って参加していただきました。
コーチング研修を受けた先生たちの感想は?
簡単な感想をアンケートでうかがいました。
そこから少しだけ紹介します。
*研修を受けてよかったことは?
「普段、自分について考えることがないため、どのように考えるかなどの方法を教えていただき、自分を見つめ直すことができた。」
「『ゴール』⇆『現状』のギャップを考えるというコーチングの構造は様々な場面で有効活用できそうです。」
「自分を改めて見つめ直すことができました。コーチング実演がとても参考になりました。」
*研修を今後生かしたいことは?
「全部とっぱらって3年後を考える活動がとても面白かったので、自分が何をしたいのか迷った時にやってみたいと思いました。」
「傾聴という聞き方が大切なのだということを学びました。」
「コーチングサイクルは、子どもたちにも使えるスキルだと思いました。」
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コーチングサイクルによる問題解決ワークは
先生向けの講座で必ずやっています。
いちばん人気のあるワークです。
「すぐに使える」という実感があるのだと思います。
コーチングは学校の先生にも役立つスキル!
私がコーチングに出会ったのは
教員現役の2011年頃でした。
子どもたちが、自らの意欲を引き出し、
行動するための働きかけを探している時に
コーチングの存在を知りました。
しかし、当時はそれほど一般的に使われておらず、
思うような学ぶ場を見つけることができませんでした。
そこで本を読んだり、すすめられた講座で学んだりしました。
学んだことは、
子どもや先生たちとのコミュニケーションや指導に活用してきました。
その後、コーチングプレイスで学び、
人を成長させるノウハウとしての可能性を
再認識しています。
先生たちや子どもたちが、
コーチングスキルを身につけると
自分の思いに気づいて進んで行動できるようになるでしょう。
人を思いやり、受け入れる気持ちや姿勢も育つでしょう。
そんな、温かい信頼の場では、
未来を想像する力も育つでしょう。
だから、先生たちもコーチングを学んで
コーチングを身につければ
子どもも先生も、学ぶ意欲と育つ喜びを
味わえると思います。
今年も先生向けに
コーチングのよさを伝えていきたいです。
教員研修もぜひやっていきたいー
とここでも言っておこう!
読んでくださりありがとうございます。