「これからの学力は親にしか伸ばせない」by清水克彦〜家庭を学力を伸ばす環境にするためにはどうすればいい?〜

こんにちは

マナビツナグヒトのみこりんです。

本日2冊目の本について書きます。


「これからの学力は親にしか伸ばせない」
by清水克彦(青春出版社)

本書を読んで強く感じたことは、

「学力を育む環境は親が作るもの」ということです。

これからの学力がめざすのは総合的な人間力

大学の入試制度が変わります。

すると、高校受験・中学受験にもその影響が出てきます。

また、受験突破を目標にすることで、

求められる学力観もかわってくるのです。

今までの大学入試で求められたのは知識・技能でした。

試験の得点で合否が決定するので、

その試験に合格するために必要な知識や技能を身に付けてきたのです。

学力偏重といわれてきた所以です。

それが、これからの社会変化に合わせ、

また世界の標準にも近づけるため

高校での実績や面接・小論文などを受験に取り入れ、

多面的に評価する方向へと変わっていきます。

そこで求められてくるのが、「総合的な人間力」ということです。

学力の三要素とは次の3つを指します。

・基礎的な知識・技能

・思考力・判断力・表現力

・主体性・多様性・恊働性

本書にもありますが、

最終的ゴールは個人の「自立」です。

これらを総合的に身に付けていくことで、

真の自立につながる、という意味で

「総合的な人間力」が重要であるといわれるのだと思います。

家庭で育てられる3つの学力

本書は5つの章から構成されていて、

これから必要な学力をどのように家庭でつけていけばいいのかを

具体的に説いています。

その中から私が大事だと思ったのは次の3つです。

1.思考力・判断力・表現力は家庭で育てる

  家庭でのアクティブラーニング法として様々な方法が書かれています。

これらの力を伸ばすために重要なのが「体験」です。

家庭でプチ体験を多く取り入れることで

そこからアクティブな学習を展開していくというものです。

ここでの主人公はもちろん子どもですが、

親も一緒に楽しむこと、親が子どもの気づきや疑問を更に高めることが

必要であることも書かれています。

家庭をアクティブな学びの場にすることが、

思考力・判断力・表現力を育てるために有効だということだと思います。

2.学力の根っこは親の習慣が作る

  地頭を育てる「はみがきよし」というものに、なるほど〜と思いました。

は:話す
み:見る
が:書く
き:聴く
よ:読む
し:調べる

これらが家庭でできているかが、学力の根っこになる地頭に

つながるということだそうです。

つまり、日常的に「はみがきよし」ができる環境であるか、

ということなのです。

そしてこれらは、ものでもことでもなく「行為」です。

「行為」を作るのが習慣、

だからこそ、親がこれらの習慣を持っているかどうかが

学力の根っこを作る大きな要因になるということだと思います。

3.親の関わりが心を作る

  ここでは、アドラー心理学の引用が印象的でした。

「褒める」「叱る」で行動を管理するのではなく、

内発的な動議付けが起きるような声かけや関わりが必要だということです。

例えば、結果ではなく努力に目を向ける。

そのことで、努力したことで得たい結果を得られたという

実感を味あわせるというものです。

これは、成長型マインドセットを育てることと同義だなあと

思いました。

また、心の安定を作るのも親の関わりが大きいです。

心を作る関わりが、学力の根幹に重要であることは

誰もが納得することだと思います。


これからの学力、2020年度に本格的に始まる

「新学習指導要領」はこの流れをくむものです。

その成功に大きく影響を与えるのが家庭教育であると

思うところがあります。

そのヒントを本書から得ることができました。

読んでくださりありがとうございました。

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この記事を書いた人

みこりん