こんにちは
マナビツナグヒトのみこりんです。
今日3冊目の本です。
「私たちは子どもに何ができるのか 非認知能力を育み、格差に挑む」
byポールタフ(英治出版)
この本を読むのは2回目で、記事も2つ目になります。
今回注目したのが
「モチベーション」です。
本書では、
インセンティブだけではモチベーションを高める効果はないとして、
何がモチベーションを導くのかを論じており、
とても興味深いです。
そのヒントは「自己決定理論」という2人の心理学者(エドワード・デシ&リチャード・ライアン)
による研究にあります。
2人の研究からは、
人は「内発的」な動機づけ(モチベーション)により行動を決断することがわかります。
さらに、「有能感」「自律性」「関係性」の3つが満たされる時に、
このモチベーションは維持できるのだそうです。
自校の子どもたちを見ていると、
先生のことが好きで(関係性が満たされている)、
学習面でも生活面でもチャレンジできる目的があって(有能感が満たされている)、
子どもたちの意志が学級経営や授業の進め方に行かされている(自律性が満たされている)学級は、
子どもたちが生き生きと全ての活動に取り組む姿が見られます。
まさに、モチベーションが3つの鍵により機能している成果と実感します。
自校でも3つの鍵を意識することで
子どもたちのモチベーションを高めることができるのならば、
非認知能力を育む環境を作ることは可能であると思いました。
大事なのは、環境を改善すること。
関わり方や学習の進め方、学級経営や学校行事への取り組み方を見直しながら、
学校を子どもたちにとって魅力ある学び場にしていきたいと思います。
一つのテーマだけでもこれだけ考えさせられる本書は
やっぱりすごい本だと思います。
子どもに関わる方々にぜひ読んでいただきたいです。
「私たちは子どもに何ができるのか 非認知能力を育み、格差に挑む」
byポールタフ(英治出版)
読んでくださりありがとうございました。